「営業停止」でなく「取り消し」に!
『万里の長城遭難、ツアー企画会社のずさんな管理体制- 夕刊フジ(2012年11月6日17時12分)
中国河北省張家口市懐来県にある万里の長城で日本人4人と中国人添乗員1人の計5人が大雪のため遭難した事故で、ツアーを企画した旅行会社のデタラメぶりが明らかになってきた。事前に下見もせず、すべてを現場に一任。猛吹雪の中でのツアー強行は、入社1年ほどの中国人添乗員が判断したといい、ずさんな管理体制の実態が浮かび上がった。
風光明媚(めいび)な世界遺産で起きた悲惨な事故。行方不明になっていた柳井俊一郎さん(76)=福岡県=の死亡が5日、新たに確認された。
これで犠牲になったのは渡辺邦子さん(68)=埼玉県、小川陽子さん(62)=東京都=に次ぐ3人目。3人の遺体は遭難現場近くの横嶺村の施設に安置されており、6日夕までに北京入りする遺族と無言の再会を果たす予定でいる。
同日には、北京の日本大使館職員も現地入りし、横嶺村で入院する日本人で唯一の生存者、渡辺美世施さん(59)=富山県=と面会し、遭難したときの事情を聴くもようだ。
ツアーを企画した旅行会社「アミューズトラベル」(東京都)は情報収集と事情説明に追われているが、時間がたつにつれ管理体制の不備があらわになってきた。
同社によると、ツアーの安全対策は連携した北京の旅行会社にすべて任せていたという。
その会社を探してきたのは入社1年目の新人添乗員だった中国人の明平銘さん(25)。連携先とやりとりしたのは今回が初めてで、事前の下見も行っていなかった。
5日午後、同社が開いた会見で報道陣からずさんな対応について問われても「現地の方が地域に根付いている」などと言い訳に終始。「多少の雪は想定していたが、大雪は想定外だった」と認識の甘さを露呈した。
同社は、2009年7月、北海道・トムラウシ山で、参加者ら8人が低体温症で亡くなった遭難事故のツアーも企画。この際、観光庁が51日間の業務停止処分を下したが、教訓は生かされなかった。同庁は、旅行業法に基づく事情聴取や立ち入り検査を行う方針でいる。』
※「利益優先」が「人命軽視」に。1度重大な事故(事件)を起こした会社は即刻「営業(許可)取り消し」にすべし!
『万里の長城遭難、ツアー企画会社のずさんな管理体制- 夕刊フジ(2012年11月6日17時12分)
中国河北省張家口市懐来県にある万里の長城で日本人4人と中国人添乗員1人の計5人が大雪のため遭難した事故で、ツアーを企画した旅行会社のデタラメぶりが明らかになってきた。事前に下見もせず、すべてを現場に一任。猛吹雪の中でのツアー強行は、入社1年ほどの中国人添乗員が判断したといい、ずさんな管理体制の実態が浮かび上がった。
風光明媚(めいび)な世界遺産で起きた悲惨な事故。行方不明になっていた柳井俊一郎さん(76)=福岡県=の死亡が5日、新たに確認された。
これで犠牲になったのは渡辺邦子さん(68)=埼玉県、小川陽子さん(62)=東京都=に次ぐ3人目。3人の遺体は遭難現場近くの横嶺村の施設に安置されており、6日夕までに北京入りする遺族と無言の再会を果たす予定でいる。
同日には、北京の日本大使館職員も現地入りし、横嶺村で入院する日本人で唯一の生存者、渡辺美世施さん(59)=富山県=と面会し、遭難したときの事情を聴くもようだ。
ツアーを企画した旅行会社「アミューズトラベル」(東京都)は情報収集と事情説明に追われているが、時間がたつにつれ管理体制の不備があらわになってきた。
同社によると、ツアーの安全対策は連携した北京の旅行会社にすべて任せていたという。
その会社を探してきたのは入社1年目の新人添乗員だった中国人の明平銘さん(25)。連携先とやりとりしたのは今回が初めてで、事前の下見も行っていなかった。
5日午後、同社が開いた会見で報道陣からずさんな対応について問われても「現地の方が地域に根付いている」などと言い訳に終始。「多少の雪は想定していたが、大雪は想定外だった」と認識の甘さを露呈した。
同社は、2009年7月、北海道・トムラウシ山で、参加者ら8人が低体温症で亡くなった遭難事故のツアーも企画。この際、観光庁が51日間の業務停止処分を下したが、教訓は生かされなかった。同庁は、旅行業法に基づく事情聴取や立ち入り検査を行う方針でいる。』
※「利益優先」が「人命軽視」に。1度重大な事故(事件)を起こした会社は即刻「営業(許可)取り消し」にすべし!