まちや小(ぐわあー)

その先を曲がったら何があるのだろう、どきどきしながら歩く。そして曲がってみて気がついたこと・感じたことを書く。

放射線

2011年05月13日 | Weblog
より怖い水道水!

この記事を読んでど思う。

『塩素が発ガン物質を必然化 

水道水に発ガン物質が含まれているということは、かなり知られている。その発ガン物質はどんなプロセスでつくられるのだろうか。はっきりしているのは、有機塩素化合物であるという点。そして、分かっている部分の方が圧倒的に少ない。

水道水に発ガン物質が含まれているというのは、1974年、アメリカの環境防衛基金(USEDF)のロバート・ハリス水質部長が指摘したことに始まった。「飲み水は安全か」と題されたそのレポートは、ニューオリンズ市のガン死者に関する疫学調査報告書である。ニューオリンズ市は、ミシシッピー川の最下流にあり、上流各地の生活排水、し尿、工場排水などの汚染物質を含む同川の水を原水として飲んでいる地域であった。もちろん塩素処理によって浄化された水である。状況としては、わが国の大きな川の下流に位置している東京や大阪などの大都市と酷似している。そのニューオリンズ市のガン死者は、地下水を水源として飲んでいる他都市より非常に多いという結果がでたのである。

この報告により、米国環境保護庁(USEPA)はニューオリンズ市の水道水を調査した。その分析結果として、82種類の有機化合物が確認され、中でもトリハロメタンのひとつであるクロロホルムが高濃度で含まれていることが判明したのである。その後、全米各地の水道水が調査された結果、塩素処理をされた水道水には、すべてトリハロメタンが含まれていることが確認されたのである。

つまり塩素処理をすると、どうしてもトリハロメタンという発ガン物質が生まれてしまうということなのだ。このトリハロメタンという物質はどんなものなのだろう。『遺伝子を撃つ水道水』(北斗出版)という著書のある神戸大学の讃岐田訓講師に簡単に説明してもらった。

「ドブ川などで、プクプクと泡が湧きあがっていることがありますが、それがメタン。とても簡単な分子で、炭素が中心にあって4本の手を出し、それぞれが水素ひとつと結びついているんです。これがハロゲン(フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、アスタチンの5つの元素)と結びついたものがトリハロメタンです。水道水中から発見されるもののほとんどが塩素だけと結びついたクロロホルムです。他に、ジブロモクロロメタン、ブロモジクロロメタン、ブロモホルムがあり、この4種類の物質を総称してトリハロメタンと呼んでいるわけです」

この4種類の物質は、ともに発ガン性のあることがわかっている。塩素自体への不信感には明確な答がないが、発ガン性は、はっきりしているのだ。

トリハロメタンの危険性は高い

アメリカにおいて、トリハロメタンの規制が始まったのは1979年。水道水中の総トリハロメタン濃度の許容値を0.1ppmに定めた。わが国も1981年に厚生省の水道環境部長通知によって、当面の制御目標値を年間平均値で0.1ppm以下にするよう規制されている。この規制値の中で、年平均というのが気になるところである。絶えず0.1ppm以下ということではないからである。つまり規制値を超える濃度の水を飲む可能性もあるということだ。

ではこの規制値における発ガンリスクはどのくらいになるのだろうか。
「トリハロメタンが0.1ppmの濃さで含まれている水を、1日に2?ずつ一生涯飲み続けたときの発ガン確率は10万人に4人とされています。だから良いということはないんですね。発ガンに対する安全濃度というのはゼロでなくではならないわけです。とくに水道水は、毎日飲まなければならない、危いからやめておこうというわけにはいかないんです」
と讃岐田講師。

この10万人に4人という危険性は、人によって多いとも少ないとも感じるだろう。身近な人をガンで失ったことのある人は、その4人に自分が入ってしまうのではないかと思い、別の人は“自分は99996人に入っている”と安心するのではないだろうか。

「ガンというのは、人間の細胞の中にあるガン遺伝子やガン抑制遺伝子がなんらかの原因で、突然変異や染色体損傷を受けることによって、正常な増殖機能のコントロールがきかなくなってしまったために発生するんです。人間の体は、100兆近い細胞で構成されています。そのひとつひとつが、ガン化の対象になっているんです」

そして、讃岐田講師は「10万人に4人というのは、あくまでもトリハロメタンだけの発ガン確率なんです。水道水いんは、有機塩素化合物がトリハロメタンの数倍含まれています。そしてその発ガン性については、まったく判っていないのです。大胆に言えば、水道水の有機塩素化合物による発ガン確率は10万人に20人くらいになるかもしれません。わが国の最近の年間のガン死者は10万人に200人程度と言われています。このうち消化器系、泌尿器系のガンが約半数。したがって、これらのガン死者の5分の1が水道水を飲んだために死んだかもしれません」と言葉をつなぐ。

ちなみにわが国のガンによる死者数は、1989年は、212625人(厚生省のデータ)。この数字も統計のとり方が徹底していないため、ガンの疾患に起因する心不全をガンによる死亡に加えていなかったりもして、実際には、もっと多くなるはずだという意見もある。また、ガンという疾病は、早期発見によって治癒率も向上しそれほど怖い病気ではないというイメージも一部では出てきている。それでも、死亡率トップであることには、変わりないが。

交通事故での死者は、年間1万人を超え、10万人あたり10人に。単純に比較するのは少し乱暴かもしれないが、数の上だけで考えるなら水道水による発ガン率は、その倍に相当する。

塩素で危険を察知する

トリハロメタンは塩素によって必然的に生まれてしまう。しかし、私たちの目は、塩素を見ることができない。ただ残留塩素濃度は簡単に知ることができる。

そのことによって、トリハロメタンの量を知ることはできないが、塩素自体に対する危険をある程度察知することができるし、塩素濃度の濃い水を飲むと、体内の有機物と化合し体内でトリハロメタンをつくってしまう可能性もあるかもしれない。

薬局で塩素濃度をはかる〝オルトトリジン″という試薬も入手できる。また左のようなパックテストも市販されている。右の写真は、左のセットを使い板橋区で試してみたところ。0.5ppm以上の濃度を示している。』

つまり「水道水の原水が汚れている→塩素を投入→発がん率が高く!」ということ。

これはもう、20年以上も前からいわれている。

では「放射線」のことをツイッターなどであーでもない、こーでもない!と云っている人たちに「放射線より水道水の方が!」って云ったらそんな反応をするか見ものなんだよな。