さて、
六白金星は先だって済ませましたから、
次の星は七赤金星ですね。
これ疲れます。
同じ四つの盤を使いながら、
本命星を変えながら占断していくのですが、
これって本当に練習になります。
というのは、四つの盤を見ながら、
流れを読んでいくのが重要なんですが、
四つの盤を見ながら、どう展開していくのか、
それを読んでいくわけですから、
ものすごい読み取りの練習になるのです。
前置きはさておき、
一番掛け、
七赤金星が艮宮に座して二黒土星掛かり、土生金の大吉。
二番掛け、
中宮に座して六白金星掛かり、金・金の比和で中吉。
三番掛け、
乾宮に座して八白土星掛かり、土生金の大吉。
四番掛け、
巽宮に座して三碧木星掛かり、金剋木の大凶。
こういうようになりました。
そこで、
この盤は何について見ようとしているのか。
問題の対象ですね。
恋愛でしょうか、金銭問題でしょうか、
病気についてでしょうか。それとも?
それは各々の掛けられた四つの番を見ながら、
見ていくとしましょう。
まず、年運について確かめましょう。
七赤金星は乾宮に廻座していますから、
六白金星の象意のものに関わる問題が起きやすいのです。
そこをまず押さえておきましょう。
次に、問題の原因となるものは、
過去を示す時刻盤に出ていると説明しました。
そこを押さえるのが大切です。
そこで、
一番掛けで、七赤金星は艮宮に座しています。
艮宮は八白土星の特徴を持った宮ですから、
変化の宮であり、相続の宮であり、新しく出る勢いの宮であり、
相続の部屋でもあります。
まず、一番掛けの暗示を見てみましょう。
「ぐずぐずしていて、時機を誤ること有り。」
「兄弟、親戚、友人との争いあり。」
「病気は遺伝性のものである。」
次、二番掛け、
「諸事、意のごとく運ばず、煩悶多し。」
「親譲りの財産を失い、出奔す。」
「病気しだいに重くなる。」
次、三番掛け、
「いったんきまったことも反故になったり、渋滞して進み難し」
「諸事、人に押しとどめられる形あり、時を待って吉。」
次、四番掛け、
「親戚、友人と仲たがいするか、家庭の粉叫あり」
「我がママの行為あって、人の妬みを受けること有り。」
「病気は女の怨恨による、急には直し難し。」
こういう卦が出たわけです。
病気にしても、他の掛け合い事にしても、
それが何であれ、この内容に従っていけば、
外れることはないですよね。
で、私は相続の問題だとしました。
というのも、
過去を表す時刻盤に、トラブルを表す三碧は
乾宮の五黄土星に暗剣殺で沖されているわけです。
では、その五黄はどういう暗示を持っているのか?
乾宮に五黄は、親譲りの財産を蕩尽したか、
または生家を離れて零落した人だと出ている。
つまり、
先祖にいるわけですよ、そういう人が。
家運衰退の因縁がそういう形で出ているわけです。
その人が艮宮(八白土星)に座しているのは、
相続問題か財産問題か?
または、病気(癌=二黒土星)について。
病気は遺伝性とあるので、
因縁的に持っているということ。
または、女の怨恨によるとある。
それらを解かないといけない。
二番掛けでは、中宮に六白が掛かるので、
地財産のことになると、
裁判とか争いとかの暗示が出てくるでしょう。
病気はしだいに重くなる象あり。長病は死すとある。
さあ、あなたならどうしますか?
答えは無いと同じですから。
あなたなりの答えを出していただきたいと思います。
結論としての四番は、大凶なんですよね。
これをどう解くか?どう開運に導いていくか?