次は、
『思考のコントロール』と題して、
思考とは、コントロールされた、指向性のある知的プロセスであり、
目的を達成するための、絶対不可欠な方法である!
そう説かれています。
成功できない人たちに共通したひとつの特徴がある。
それは自分が何を望んでいるのか、
何を望むべきか、はっきりわからないでいるということである。
そのために、いつも彼らは漠然とした不安感、不幸感、不満足感をいだきながら、
その原因を探りあてて対策を立てようとしても、
立てないでいるのである。
これでは、成功したいといくら望んでも、
成功できようはずがないのだ。
これは痛切ですね。
漠然と、心の中で、何かをやりたいとか、欲しいと思うだけでは、
自分の願望が何か、自分の欲しいものが何かわかっていない。
自分のやりたい事や欲しいものを、思考のシステムに乗せた時に初めて、
その人は自分の欲するものや、願望がわかっていると言えるのである。
では、思考のシステムとはなにか?
それは一口で言うならば、
願望に対して思考の方向付けをすることである。
思考ほど、重要なものはない。
思考が人生を作り出すのである。
だから、
混乱した無目的な思考は、混乱した漠然たる人生を作り出すし、
不幸な思考は人生を不幸なものにする。
だから、成功するためには、
思考の技術を身に付けなければならない。
だが、
多くの人がやっているような、
無方向で無秩序な知的プロセスは、
とうてい「思考」とは言えないものである。
空想に過ぎない“ユメ”や、夢想にすぎないイメージを、
「思考」だと思っている人が、あまりにも多い。
私は「積極的な心と行動が成功に到達させる!」で、
渡部昇一氏の文章を引いた。
イメージが情報を選択し、成功に導くという説である。
しかし、ただ心にイメージを持つだけでは十分ではない。
そのイメージをもっと明確にし、方向付けをして、
「思考のシステム」に入れるのである。
そうすることによって、
あなたは、どんな困難にゆき会っても、必ずそれを克服し、
成功を手に入れることができるであろう。
これから思考のシステムの訓練に入ろう。
こういう文章で、
『成功するための思考のコントロール訓練』に入っていきます。
さらに知りたい方は、
以上の『修行者座右宝鑑』に入ってください。