なぜ、私が気学を使うのか?
元々、
私は九星をあまり使っていなかったんです。
最初は、苦手な方で、なかなかモノにできなかった。
今ももちろん、
体得したわけではないのですが、
本当にどう読み取っていいのか、
皆目わからなかったですね。
そのうち、
日盤鑑定の伝授が有って、
奥伝の日盤鑑定法を、
著者の斎藤擁道さんが解説しているのが、
どうも不思議でならなかったんですね。
一体、どう読めば、
斎藤氏のような読み取りができるのか?
もちろん、
斎藤擁道氏は、閃きに似た、
直感的読み取りをされる方でしたから、
それはもう天才的な方でしたからね。
だから、
私たちが同じように読むのは、至難の技なんですがね。
それは横に置いといて、
とにかく、
これは基本からやり直そうと考えたわけです。
どうするかというと、
気学は基本的に、
九つの星と九つの宮の掛け具合がポイントです。
九つに宮に九星がどう入ると、どう読むのか?
それが原則ですよ。
ところが、
それだけでは読み切れないということで、
多くの鑑定家がいろいろ工夫をして、
そこに、
十干十二支を加える技術を考案したわけです。
干支学を導入したのですね。
すると、
さらに細かい読みが可能となったわけです。
それはそれで問題ないのですが、
基本原則としては、先ほど述べたように、
九つの宮と九星の関わり具合を見るのが大事なんですね。
その作業を、私は繰り返したわけです。
すると、
ポイントが見えるようになったんですね。
自分でも、原理・原則を理解して、
どう解釈すればいいのか、わかるようになったわけです。
そこから、
その原理・原則の理論を応用して、
自分自身で読み取るような練習を重ねていったわけですね。
とにかく、
師から有り難い法を伝授していただいたことを、
無駄にしないように。
伝授していただいたからには、
自分のものにしようと考えたわけです。
少なくとも、
「宮と星・掛けの秘伝」部分だけを読んで、
それで四段掛けを作って、
それでおしまいというのは止めたいと。
それだけでは、
読み切れないものがあるわけです。
掛けの秘伝だけでは、読み切れないものが有るわけですね。
他の鑑定家の中には、
掛けの秘伝なんかつか合わないで、
四つの盤だけで読み取っていくという作業をする方も、
もちろんいるわけです。
昔はそのやり方が普通だったのですからね。
そこで、
その作業をつづけるうちに、
なんとか自分なりの読み取りが、
四つの盤から可能になった時点で、
四段掛けがものすごくわかるようになったんです。
四段掛けの秘法が、
物凄いことがよくわかるようになった。
この法を、たかだか千数百円の本で公開されていることに、
私は大盤振る舞いだと思う。
大変なサービスだと思う。
こんな法を広く公開するためとはいえ、
大変なサービス精神ですよ。
以前にも書いたのですが、
そこから、
「運気」というものを掴んでいったのです。
そして、さらに、
もっともっとく深いモノが見えて来たのです。
そこで分かったのは、
師がなぜこの気学を使い、
私たちにも教えてくださったのか、
その理由が分かったのです。
こりゃ凄いわ!
『密教占星術Ⅱ』の136Pに、
「さて、そこで、---。
盤面をざっと見てみよう。
達人にになると、この四つの盤をざっと見ただけで、
さまざまな事象が、次から次へと、念頭に浮かんでくるのである。
いや、もう盤を組んでいるうちに、
それはいささか古い表現であるが、走馬灯のごとく、
いろんなことがらが見えてくるのである。」
そう説明してある。
まず、そのように読めるようにするのです。
そのように読める人が、
一体、どれくらいいるか?
そして、
「おもむろに、ざっと一わたり眺めることである。
そのとき、ひとつのひらめきがある。
これは良くないなとか、これはまあいいだろうとか、
おおざっぱだが、ひとつの直感のヒラメキがある。
これが大切である。それを育てていくのだ。」
そう説明してある。
そして、
「だんだん上達すると、眺めているうちに、
依頼者が聞こうとしている主題がわかるようになる。
ああ、これは病気だなとか、人間関係のトラブルだなとか、
うむ、事業だなとか、わかるようになる。
また、そうなるように訓練するのだ。」
そう書いてありますね。
ここまで行くことが大事なんですね。
すると、
後は、四段掛けに沿って、
掛けの秘伝を分析するだけで済むようになるわけです。
師の著者は、
「前にも言ったように、占断の依頼者に、何が聞きたいのか、
一々聞いてみなければわからないようでは、
一人前の占断者とは言えない。」
ね、ここまで来ることです。
すると、あとは思うように未来が見えてくる。
「運気と運期」が見えてくる。
さあ、あなたもやってみましょう!
人間、ときには、何かに賭けることが大事なんです。