コロナ以後の社会は、どうなっていくのか?
これが、最近の私の関心のテーマでした。
ある日、
佐伯啓思さんの『大転換ー脱成長社会』(2016年出版)
という本を見まして、
つい購入してしまったんです。
まだ、読んではいないんのですが、
うん?と思わず、何々?と、
その本のタイトルに目がいってしまったのです。
最近、
何を見ても、ぱっとヒラメクということがなくて、
見たり聞いたりするものが、
私の潜在意識に、溜まっていくばかりなのでした。
それがお店の袋の有料化&住宅ローン破綻のニュースを見て、
もうそれこそ、ぱっと答えが浮かんで来たのですね。
「そうだ、これからは消費社会に歯止めがかかる。
これまで、人間の心に訴えて、物を所有させることで、
もっともっとという、欲望の肥大化社会を作ってきた。
それが最近のアメリカ型消費社会である。
私は、それがいつ変わるのだろうか?
という期待を持ちながら、社会の動きを観察してきた。
それが、このコロナによる社会経済の一旦停止状態である。
そして、金が動かないから、人々に収入が無くなり、
それまで続けてきたローン支払いができなくなってきた。
それが住宅ローン破綻である。
最近、銀行にその相談が急増してきたという。
これから、今まで通りに個人が物を所有して、生活していこうとしても、
それは叶わなくなる。
これからは、物を消費しようとする意欲を、各々が抑えて、
言うならば、
慎ましやかに生活することを強いられるだろう。
これが『脱成長社会』なのだなと。
これまで経済成長は、毎年の伸び率〇%という数字で示されてきた。
それが社会の健全な在り方だと、そう暗黙の裡に思われてきた。
私はその毎年の数字の示し方に、少々疑問を抱いていた。
毎年経済が〇%と、伸びる必要があるのだろうか?
そう疑問視していたのだが、
これで、毎年、経済成長が上昇しないといけないという強迫観念を
持たなくても良くなると。
思っていても、こんなに不況と停滞化が長引くと、
誰もこれ以上に成長させようなんて考えは、
持てなくなるだろうと思う。
そしてこれから、
人々の心に、もっとリラックスした安楽さが、生まれてくるだろうと思う。
もっと趣味を楽しんだり、家庭のだんらんに時間をかけたりするような、
西洋化した健全なる市民生活が生まれるだろう。
人生を楽しめるような生活を持つことは、
生きる上で、重要なことだと。
そう思うのです。
働くだけで精いっぱいのような人生を、改めて振り返ることで、
心の余裕を持てるようになるのではないか。」
そして、政府としては、
今までのような金のばら撒きを行うようなことは、
厳として慎んでもらう必要がある。
一体、誰の金をばらまいているというのか。
少なくとも、
国民の代表する議員のすることではない。
その時点で、資格はないとしなければならない。
それを放置している国民も国民である。
サラリーマンのように、
大人しくしたがって働いているのを習性とする生き物?は、
もう黙ってはいられない。
今まで抑えていた不満の心は、火山の噴火一歩手前の状態ですよ。
許さない!
そういう気持ちです。
消費税10%も、いったん取り消すのが良いのではないかな。
国民の蓄えていた税金を食いつぶしておいて、
知らぬ顔をしている国会議員、
のうのうと多額の退職金をもらっている、
官僚たち。
それが国民を頭に戴いている役人のやることか。
怒るのは当たり前ですよ?
怒って当たり前の事なんです。
それができないような政府なら、
そんな組織はつぶれてしまえ!
本当に誠実な政府を作らなければならない。
それが、これからの日本のやることだと思う。
そして、力の政治を行おうとする大国に対しては、
毅然として対応する。
自立した国にしようではありませんか。
ねえ?
私たちも、
正当な主張のできる成熟した国民になろうではないですか。
ねえ?
《一般市民生活者の告白》
《追伸》
ヒント:
占星術方面での話ですが、
最近、
冥王星と土星、木星のコンジャンクションが起きていると言われます。
それはどういう現象かというと、
《合》とも言われるもので、相互の星が近づいてきて、
一つになったような状態をいうのです。
ですから、
木星と冥王星、また、土星と冥王星、
あるいは土星と木星というような関係が生じるのですが、
ここで重要なのは、
冥王星と木星の関係を採り上げたいのです。
冥王星は、終わりと始まりの作用を、
他の星に対して及ぼしますから、
冥王星は木星に対して、
終わりと始まりの作用を及ぼすと解釈できます。
すると、
木星の発展と拡大の働きを徹底的に働かせた後、
今度はそれを終わらせにかかるのです。
それが今回、
象徴的な意味で、山羊座の中で起きたと考えられます。
それは今年(2020年)2月後半から3月頭にかけて、
木星が冥王星の座している20°あたりに、
急激に近づいてきました。
それがひとつの合図、
発展経済終息という暗示になったのではないかと考えられます。
そして、
木星はいったん逆行現象を生んで、しばらく山羊座を行ったり来たりして、
浮浪するような動きをします。
その現象は今年いっぱいまで続くようです。
そして、
木星は、来年の1月には水瓶座に入りますから、
そこで、終息の動きは終わりを告げるのではないかと推測します。
そこから、
少しづつ、回復の動きへと戻っていくのかなと、推測するわけですね。
しかし、元のようには戻らないと思います。
水瓶座時代の経済が始まると、多くの人は考えるでしょう。