今日は朝からよい天気のように思われたが、昼前にはにわか雨が降るなど不安定だったため、洗濯はあきらめて事務所へ向かった。
ただ、自分の原稿も企画も一段落した直後なので、特に仕事らしい仕事があるのでもなく、比較的まったりと雑務をこなした。問題は次の企画へ向けた準備のほうで、曖昧模糊としたやり取りの中から一定の筋道を見出さねばならないことがわかり、手をつける前からうんざりしてしまう。
幸い、撮影のほうは比較的うまく行っているし、自分自身の作品も徐々に方向性が固まりつつあるので、そちらのほうは問題ないのだが、これから他人様といろいろやり取りしながら全体の意思統一を図らねばならないかと思うと、正直言って非常にしんどい。自分、文章を書いて暮らしの糧を得ているにもかかわらず、他人と言葉でやり取りするのがどうにもこうにもしんどく、しかも歳をとるごとにますますその傾向が強まっている。
なんていうか、話し言葉は口から出たあぶくのようにはかなく、むなしく、そして心もとない存在のように思えてならないのだが、かといってなにもかも文字に記せばよいというものでもなく、どうにもこうにも悩ましい…
本音を言うと、打ち合わせやら何やらで他人様と話し合うより、フルプロットの空母戦ゲームやアドテクノスの某経済ゲームでもやっていたほうが、同じように曖昧模糊としていてもナンボか気楽なように思えてならないんだよね。