梅見
2022年02月10日 | 花
【梅見(うめみ)】
奈良時代に、中国より渡ってきた梅。
果実が薬用になるだけだなく、紅、白と色さまざま。
花美しく香りも高く、一足早く春の到来を知らせてくれます。
別名「春告草(はるつげぐさ)」、「風待草」。
平安時代の初期まで花見といえば梅でしたが、
やがて同じバラ科の桜の方に人気が移ります。
かつて、「立春」の時候は「梅花乃芳し(うめのはなかんばし)」でした。
青空のいつみえそめし梅見かな 久保田万太郎
「七十二候のゆうるり*歳時記手帖」より