2月 4日(火) 18:04 立春 己亥年 丁丑月から 庚子年 戊寅月へ
2月 9日(日) 16:30 満月 獅子20
2月19日(水) 13:57 雨水
2月24日(月) 0:32 新月 魚 4
2月17日(月) 9:27~ 魚12から水星逆行開始 3月10日まで
立春
かつて一年のはじまりは、「冬至」を基準に考えられてきました。
「冬至」は一年で一番昼が短い日。
この日から一日一日、昼の時間が長くなっていきます。
ところが日脚は長くなっても、気温は「冬至」の日からまだまだ下がっていきます。
感覚的にはさらに冬が厳しくなっていくイメージです。
そこで気温が最も低くなる「立春」の日に近い新月の日を一年のスタートの日としたのだそうです。
一番たくさん希望がもてる日を一年のスタートにしたい・・・。
昔の人は、そう思っていたのでしょう。
一番つらい日は一番たくさん希望がもてる日・・・。
「立春」には、昔の人のそんな思いがこめられているような気がします。
春告魚は、鰊(にしん)。 春告鳥は、鴬(うぐいす)。
春告草は、梅。
奈良時代に中国からもち帰ってこられたものだそうです。
当時は桜よりも、断然、梅だったそうですが、
平安時代ごろから桜の方に人気が移ってきたといいます。
中国では「松竹梅」のことを、「厳寒の三友」と呼ぶそうです。
厳しい寒さの中でいつも元気な姿を見せてくれる「松竹梅」に、
人々はどんなに励まされてきたことでしょう。
だからこそ特別におめでたい植物として大切にされてきたのですね。
「美しい暦のことば」より