ひいらぎ通信

日常のささやかな幸せを拾い集ようと、ブログ、始めてみました。

インタビュアーの技量

2006年02月26日 | スポーツ

スポーツ番組好きですから、よく見ます。
競技が終わった後のインタビューでどんなことを選手が答えるのかにも興味があります。どんな答えを引き出すのかが、インタビュアーの技量というものでしょう。

以前、「○○とは、あなたにとって何でしょう」(○○には、競技名が入ると思ってください)という質問は下の下だという文章を読んだことがあります。限られた時間の中で質問を重ね、その上で、聞く人にその答えを感じさせる、それが良いインタビューなのではないでしょうか。その努力をせず、競技者に安易に答えさせるのは、インタビュアーの怠慢と言っても差し支えないでしょう。
でも、そんなインタビューが最近増えてきているようで、残念でなりません。

先日、プルシェンコ(フィギュアスケート男子シングル金メダリスト)へのインタビューを見ましたが、金メダリストを呼んでおいて、質問の時間の半分は、日本の選手についてどう思うかというのは、いかがなものでしょうか。
金メダリストだよ?
他に聞くことあるでしょーが!

きょうは、もっとすごいものを聞いてしまいました。
今日の国際駅伝の1位のチームのアンカーに、祝福の言葉を述べた後、3位に食い込んだ高校生ランナーの走りをどう思うかを質問してるんです。前後の話からすると、その選手の後方を走っていて、競ったわけでもなんでもない選手についてコメント求められても、答えられるわけが無いじゃないか!
車の運転してる最中でしたが、もう思いっきり脱力です。
ちゃんとインタビューする相手のこと考えて質問しようよ!?

答えをあらかじめ設定していて、その方向にのみ答えを引き出そうとするインタビューもよく見ますね。でも、興ざめです。

逆に選手との信頼関係をきちんと築いていると感じさせる人のインタビューに泣かされたこともあります。
そんなインタビューはいつもあることではないからこそ、じんときます。
コメント (2)
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