アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

Satin Doll(Kimiko Kasai with Gil Evans Orchestra)

2015年10月12日 23時55分43秒 | ジャズ







久々の更新。GT-2000は復活したものの、インターネットがフレッツ光から光コラボでiijひかりに移行したのだが、切り替えがうまくいかずやっと昨日開通。いやはや、サポートは1時間電話繋ぎぱなしでやっと通じた。噂では聞いていたが光コラボは問題山積みと実感。幸い、パフォーマンスは以前と変わらず快適。

週末ながら、今日はJazz。
大好きな笠井紀美子のギル・エバンズとの共演アルバムSatin dollだ。録音は1972年、レーベルはCBS Sony。このアルバムは実に音が良い。録音が秀逸だ。左右の分離、奥行きとも申し分なく、笠井紀美子のボーカルがリアルで存在感タップリ。またギルエバンズらしい、繊細で音のパレットのごとく煌びやかで多彩な音が楽しめる。20年ぶりに引っ張り出したが、こんな凄い録音とは。やはり620Bのなせる業か。ひょっとしたら、モニタースピーカーが620Bだったかもしれない。43年前だから十分考えられる。モニタースピーカーというとJBLの43シリーズを想起するが実はALTECの方が圧倒的に多い。1960年代、1970年代はアメリカのスタジオはほとんで604、620系である。瀬川冬樹や菅野興彦ら所謂ステレオサウンド派のオーディオ評論家が喧伝した効果である。

ギル・エバンズオーケストラ、日本のミュージシャンが大半だがこの演奏も素晴らしい。とりわけ、A面3曲目のBy by black birdの峰厚介のssが印象的だ。峰厚介といえばasだがこのssは日本人離れした素晴らしさだ。
それにしてもギルも笠井紀美子も若い。43年前、若いはずだ。(笑)


side A

1.Day by day

2.Poor butterfly

3.Bye bye black bird

4.I fall in love too easily


side B

1.I'm walkin'

2.When sunny gets blue


3.There'll never be another you

4.Good-bye


(personnel)

笠井紀美子(voval)

Gil Evans(piano,electric piano)

Marvin Peterson(tp)

福村博(tb)

宗清洋(tb,A1,B1,2,4)

峰厚介(as,ss)

Billy Harper(ts,fl)

高柳昌行(guitar)

鈴木良雄(bass,electric bass)

中村よしゆき(drums)




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