アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

里山が消えていく

2013年06月13日 23時47分55秒 | 日記
実家から30Mほどのところに、杉と広葉樹が混じり下草が整理され小道が通る里山のような、入会地?があった。35年ほど前はよく、ベル(飼っていた紀州犬)を連れ散歩に出かけたものだった。先週、要介護となった、母親の家事を手伝いに来た際に、里山的林を見に行ったら、なんと竹の群生地となっていた。

幅70M奥行き50Mほどの小さな空間だったが、自然に触れる絶好の場所だった。現状は殺伐とした荒地的な自然で、子どものころ慣れ親しんだ、人の手が入った人工的な自然(里山)こそが、イメージする自然の情景である。

市道に面しいるものの、一歩この林に入ると別世界。下草が刈られた柔らかい黒土を踏み、
木々の間の空間で、子どもたちの枯れ枝を組み合わせた秘密基地ごっこの跡を見つけたり、ベルの首輪を外して一緒に駆けずり廻ったりと、楽しい空間だった。

入会地で毎年秋になると農家の人が、堆肥となる落ち葉を集めるために整備されていたのだが、都市化と高齢化のため荒れてしまったのだろう。残念な思いである。