差し迫った締切りから解放された三連休は、比較的ゆるゆる。
先週は寝不足続きだったせいか、週末は10時間近く昏々と眠り続けた。
そんな爆睡明けの土曜、ちねんさんの石とハーブの講座@原宿へ。
今回のテーマはGold。これはその時に選んだハーフムーン形のルチルクオーツ。
光に翳すと、水晶の中にルチル(Rutile:金紅石)がきらきらっと入っているのが見える。
ぎらぎらしたゴールドは苦手だけど、こんな風にほんの少しだけきらっと煌くゴールドっていいな。
講座では、先輩のあかしさんたちと共にハーブを入れた石鹸作りにもトライ。
レシピは、石鹸素地、ラベンダー精油、ラベンダードライハーブ、ラベンダー蜂蜜。
帰宅してから粘土みたいにこね直してみる。この不定形の感触、たまらない! しかもいい香り。
(ぐにゃぐにゃになった使い古しの石鹸みたいにも見えるけど。。)
スカラベ、テントウムシ、セミ、にんにく…いろんな形に成形してみるも、
結局、シンプルな球形が一番美しいのではないかという境地に達し。。
講座で作ったマリーゴールド入りのバスソルトと共に。
なんだか美味しそうじゃない?
☆
13日午後は日本橋三越にて「パリ・ドアノー/ロベール・ドアノー写真展」最終日に滑り込み。
三越前の花壇はフレンチマリーゴールド一色だった。
ドアノーといえば、パリの人々の軽妙洒脱な一瞬を活写し続けたフランスの国民的写真家。
今展はパリ市庁舎で2006年に開催された大回顧展の巡回展とのことで、約200点の作品が一堂に。
1969年 ルーブルの中庭 ⓒ2008 Atelier Robert Doisneau
左:1934年 兄弟、ドクトゥール・ルセーヌ通り 右:1969年 群衆
左:1981年 カルーセル、夏の雨 右:1955年 ディオールのビル正面
ドアノーの写真には、どれも音がある。その場の音がふっと立ち上ってくるような臨場感。
ゆえに、BGMとして流れていたジェーン・バーキンの歌声は、不要だった(彼女の歌は好きだけど)。
写真を眺めているうちに、デュヴィヴィエの映画を思い出した。
図録の装幀も美しく。
「私は写真を撮るために狩りはしない。ひたすら待ち伏せするだけだ。
自分自身が背景の一部になるのだ。(中略)人々は額縁のない景色をあえて見ようとしないからだ。
いうなれば、私はイメージの釣り人なのだろう。――ロベール・ドアノー」図録より
☆
ドアノーを観た足で、青山に向かい、スパイラルでキムリエさん&レイちゃんと待ち合わせて
イタリア発クラブ・ジャズの異才ニコラ・コンテのライブ@BLUE NOTE TOKYOへ。
オープニングDJは須永辰緒氏。ブルーノート東京ってもう開店20周年らしいけど来たのはこれが初。
私はニコラのことを勝手に“文学系ジャズ”と呼んでいるのだが、ご本人はシャイで繊細な人だった。
この10月に出た新作「RITUALS」にも参加しているホセ・ジェイムズ(Vo)らを迎え、
新作アルバムの楽曲を中心に、ディープで洗練されたセッションを披露してくれた。
アルバムでもドラムを叩いているフィンランド人テッポ・マキネンさんのプレイも妙に面白く。
これは2000年に出た「Jet Sounds」のリミックスアルバム。かっこいい。
2004年の「Other Directions」といい、「Jet Sounds」といい、個人的にとてもなじむ。
ニコラがミラノやN.Y.のひとじゃなくって、南イタリア(バーリ)のひとだからかなあ?
私の席の後ろに座っていたニコラの友人というイタリア人のパリーデさんとバルバラさん。
ローマからこのために駆けつけたそう。プレイ中のニコラに「Bravi!」と温かな声援を送っていた。
Ci vediamo!Ciao
ブルーノートを後に、夜半、カフェのテラスから見えた満月が、水晶みたいに澄んでいた。
先週は寝不足続きだったせいか、週末は10時間近く昏々と眠り続けた。
そんな爆睡明けの土曜、ちねんさんの石とハーブの講座@原宿へ。
今回のテーマはGold。これはその時に選んだハーフムーン形のルチルクオーツ。
光に翳すと、水晶の中にルチル(Rutile:金紅石)がきらきらっと入っているのが見える。
ぎらぎらしたゴールドは苦手だけど、こんな風にほんの少しだけきらっと煌くゴールドっていいな。
講座では、先輩のあかしさんたちと共にハーブを入れた石鹸作りにもトライ。
レシピは、石鹸素地、ラベンダー精油、ラベンダードライハーブ、ラベンダー蜂蜜。
帰宅してから粘土みたいにこね直してみる。この不定形の感触、たまらない! しかもいい香り。
(ぐにゃぐにゃになった使い古しの石鹸みたいにも見えるけど。。)
スカラベ、テントウムシ、セミ、にんにく…いろんな形に成形してみるも、
結局、シンプルな球形が一番美しいのではないかという境地に達し。。
講座で作ったマリーゴールド入りのバスソルトと共に。
なんだか美味しそうじゃない?
☆
13日午後は日本橋三越にて「パリ・ドアノー/ロベール・ドアノー写真展」最終日に滑り込み。
三越前の花壇はフレンチマリーゴールド一色だった。
ドアノーといえば、パリの人々の軽妙洒脱な一瞬を活写し続けたフランスの国民的写真家。
今展はパリ市庁舎で2006年に開催された大回顧展の巡回展とのことで、約200点の作品が一堂に。
1969年 ルーブルの中庭 ⓒ2008 Atelier Robert Doisneau
左:1934年 兄弟、ドクトゥール・ルセーヌ通り 右:1969年 群衆
左:1981年 カルーセル、夏の雨 右:1955年 ディオールのビル正面
ドアノーの写真には、どれも音がある。その場の音がふっと立ち上ってくるような臨場感。
ゆえに、BGMとして流れていたジェーン・バーキンの歌声は、不要だった(彼女の歌は好きだけど)。
写真を眺めているうちに、デュヴィヴィエの映画を思い出した。
図録の装幀も美しく。
「私は写真を撮るために狩りはしない。ひたすら待ち伏せするだけだ。
自分自身が背景の一部になるのだ。(中略)人々は額縁のない景色をあえて見ようとしないからだ。
いうなれば、私はイメージの釣り人なのだろう。――ロベール・ドアノー」図録より
☆
ドアノーを観た足で、青山に向かい、スパイラルでキムリエさん&レイちゃんと待ち合わせて
イタリア発クラブ・ジャズの異才ニコラ・コンテのライブ@BLUE NOTE TOKYOへ。
オープニングDJは須永辰緒氏。ブルーノート東京ってもう開店20周年らしいけど来たのはこれが初。
私はニコラのことを勝手に“文学系ジャズ”と呼んでいるのだが、ご本人はシャイで繊細な人だった。
この10月に出た新作「RITUALS」にも参加しているホセ・ジェイムズ(Vo)らを迎え、
新作アルバムの楽曲を中心に、ディープで洗練されたセッションを披露してくれた。
アルバムでもドラムを叩いているフィンランド人テッポ・マキネンさんのプレイも妙に面白く。
これは2000年に出た「Jet Sounds」のリミックスアルバム。かっこいい。
2004年の「Other Directions」といい、「Jet Sounds」といい、個人的にとてもなじむ。
ニコラがミラノやN.Y.のひとじゃなくって、南イタリア(バーリ)のひとだからかなあ?
私の席の後ろに座っていたニコラの友人というイタリア人のパリーデさんとバルバラさん。
ローマからこのために駆けつけたそう。プレイ中のニコラに「Bravi!」と温かな声援を送っていた。
Ci vediamo!Ciao
ブルーノートを後に、夜半、カフェのテラスから見えた満月が、水晶みたいに澄んでいた。