goo

ルーヴル、またはイームズ

2009-01-24 06:57:57 | Art
黙々と原稿を書いていると、窓辺のフリージアがふと真夜中に香る。何かの合図のように―
今週は〆切りウィークにつき、後半は怒涛の缶詰モードだった。
そういう時の必須7つ小道具↓

くたびれた取材ノート、年季の入ったクオ・ヴァディス、インタビューが収録されたICレコーダー、
エスプレッソ、ミネラルウォーター(龍泉洞の水)、チョコ(カカオ85%)、蜜蝋のリップクリーム。

で、今週はこんなCDをよく聴いていた。
原稿を書く時はまず音楽は聴かない(聴けない)けど、合間のブレイク(逃避)タイムとか、
肉ジャガを作りながらとか、ベッドに入る前とか、あるいは起き抜けとかに。

ベティ・ブルーのサントラは、先日観た花組芝居の夜叉ケ池でも数曲使われていた。
Stanley CowellとHAUSCHKAは、雨がおちた夜にとても聴きたくなって。
一番よく聴いたのはYMOの’08スペイン ヒホンでのライブ版「GIÓNYMO」。
何かをとうに超えた、遠く澄んだグルーヴ。心身に一番快いかたちでしみこんでいく。


遡ること20日は、国立西洋美術館で2/28から始まる
「ルーブル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」の取材。

シニア・キュレイターの幸福氏(ご利益ありそうなお名前)のお話が実に興味深く。
(詳細は3月に発売される『NODE』のルーブル特集をお楽しみに!)

実は私、ルーヴル美術館は卒業旅行以来行っていない。書棚からその時のお土産本を発掘。

あの時はギリシア美術エリアで迷ってしまい、サモトラケのニケばかり印象に残っている。。

ベルトルッチの映画『ドリーマーズ』に、少年少女が手をとってルーヴル美術館を疾走するシーンが
あった。ゴダールやトリュフォーへのオマージュだったのだと思うけど、はっとするほど美しかった。


西洋美術館取材後、さらに渋谷で2件取材。夕刻、コーヒーと何か甘いものが食べたくなって
青山のCēlēb de TOMATOに入ると、編集者のヨシコさんとカメラマンのタカオさんにばったり。
(私は意外な場所で知人に遭遇しても全然察知できず、たいてい相手が気づいてくれるのだけど)

トマトのスイーツをいただきながら3人でしばしお茶。久々に逢うヨシコさんは相変わらずソフトで
タヒチやモルディブやハワイなどリゾート取材でよくご一緒したタカオさんのトークも懐かしく。


翌21日も渋谷で取材。帰宅後に朝刊と夕刊を一緒に読んだ。
かつてゴアがジョージに敗れた日、これは大変なことになるなと嘆息したけど、いまはその逆。

道のりはながくけわしいと思うけど、この“責任”の延長には私たちもいる。

アメリカといえば、米国在住のやまねちゃんと10数年ぶりにコンタクトがとれた。
このところ、懐かしい人たちとの邂逅が続いていてうれしい。

21日の夜は雨になり、ルーブル関連の原稿を幾つか終えるや、
今度はイームズ記事の原稿にとりかかった。
17世紀ヨーロッパから、いきなしアメリカ-ミッド・センチュリー。
どっちも面白いけど、ものすごい脳内トリップに一瞬くらくらっっ

レイアウト用に、自宅でマイシェルアームチェアを撮影。後ろ姿もかわいい。

ニキもイームズをご愛用だった。彼女の呑気な爪跡が、今もシェルのあちこちに残っている。

ぁあ、週末も原稿が続く。。To be continue・・・
goo | コメント ( 2 ) | トラックバック ( 0 )
 
コメント
 
 
 
どうも! (ahiru_rock)
2009-01-26 15:07:38
ブックマークありがとございます!

ベティ・ブルー今度見てみます!

現実なんておもしろいより・・・
 
 
 
ベティ・ブルー (LunaSubito)
2009-01-26 18:17:35
ブログまた拝見しますね。
私も日々更新目指したいのですが
ついためて書いてしまいがちで。。
書きたいことは無限にあるのですが
妙に長くならないよう気をつけています。

ベティ・ブルーのサントラ、いいですよ。
映画はなかなかヘヴィですが、素敵です。

 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。