DVDが出る前、
映像ディスクにレーザーディスク(LD)と
VHDというのがありました。
私は両方持っていました。
従来のビデオテープに比べLDは圧倒的に画質が良かったので、
映画ファンはLDの新作が出るたびに買い求めたものです。
1万円くらいの価格帯が多く、
結構高い買い物でした。
サラリーマンだった私が、
よくもまあ買えたものだと、今から思えば不思議。
やがてDVD、ブルーレイ(BD)の登場によって衰退し、
今では、プレーヤーも売っていません。
我が家でも、まずVHDのプレーヤーが壊れて、
ディスクを大量に処分。
LDのプレーヤーが壊れた後、
押し入れとは別場所に保管していましたが、
終活にあたり、処分することにしました。
買い取りを調べてみると、
特殊なものを除き、
5円から10円の値段しかつかないとのこと。
プレーヤーが無くて、需要がないのですから、当然です。
そこで、今回、処分することにし、
記念に写真を残すことにしました。
↓「スター・ウォーズ」コレクターズ・セット
「Ⅳ 新たなる希望」
「Ⅴ 帝国の逆襲」
「Ⅵ ジェダイの復讐」と
「メイキング・オブ・サーガ」の
4 枚組ボックス・セット。
↓これはVHDの「スター・ウォーズ」。
Ⅳ、Ⅴ、Ⅵと
「メイキング・オブ・スター・ウォーズ」
VHDを処分した時、これだけはとっておいたのです。
この二つの「スター・ウォーズ」関連は、
捨てずに保管します。
「スター・ウォーズ」については、
DVDが出ると買い換え、
BDが出ると買い換え、で際限がありません。
↓「美女と野獣」コレクターズ・ボックス。
本編ディスクに加え、
「ワーク・イン・プログレス」2枚は、
メイキング映像。
ディズニーが初めてアニメーションの製作過程を一般に公開した貴重な映像。
特に、1981年、
ニューヨーク・フィルム・フェスティバルのオープニングで上映された、
線画やスケッチなどの製作過程段階が残された未完成フィルムが貴重。
今でも観たいが、プレーヤーがなくては仕方ない。
↓ディズニーの歌のシーンばかりを集めた
「シング・アロング・ソング ディズニー・ミュージカル・ワールド」
シリーズの7枚。
それに、ベニー・グッドマン楽団、
ケン・ダービー合唱団、ダイナ・ショア
などが歌うディズニー・ソングのヒットパレード。
「音楽とアニメーョンが織りなす『ファンタジア』」と。
↓「アラジン」スペシャルコレクション。
本編に加え、メイキングや
「フレンド・ライク・ミー」の
14カ国語での場面をつないだ貴重な映像も観られる。
↓「ライオン・キング」。
↓「ザッツ・エンターテインメント」コレクターズセット。
1、2、3の3枚に加え、
「ザッツ・モア・エンタテインメント」の1枚は、
3作に入らなかった作品・シーンを集めたもの。
↓映画のLD。
↑「天地創造」「偉大な生涯の物語」「アラビアのロレンス」
「華麗なる激情」「地獄の黙示録」「2001年宇宙の旅」
「ポルターガイスト」
↑「シャーロット贈り物」「もののけ姫」「ネバー・エンディング・ストーリー」
「キャメロット」「エビータ」「ザッツ・ダンシング」
↓絵画のLD。
画質の良さから、美術品の記録には、
最適なメディアでした。
↓マドンナのミュージックビデオ集。
↓オペラのLD。
今はオペラ上演は字幕付きが定着しましたが、
字幕が出ない時代、
オペラLDは、予習に必須の素材でした。
↑「トリスタンとイゾルデ」(箱入り)「さまよえるオランダ人」
「フィデリオ」「ランメルモールのルチア」
「コシ・ファン・トゥッテ」「サロメ」
↑「オテロ」「トロヴァトーレ」「リゴレット」
「トスカ」「蝶々夫人」
↓これは珍品。
ジェットコースターの最前列にカメラを据えた映像。
そういえば、VHDにもそういうのがあって、
こちらは3D。
専用の機械を買って楽しみました。
私は割と新しいもの好きで、
新しいメディアが出ると、飛びつきます。
しかし、それも数年たつと、
新たなものが出て、廃止になったりします。
オープンリールからカセットへ。
CD、MDを経て、
iPOD、配信へ。
ビデオテープからLD、VHD、
DVD、BDへ。
技術の進歩には、目がくらみます。
そして、捨てる物が増える。
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