カトリック高円寺教会ANNEX

2004年に晴佐久昌英神父様により成人洗礼をうけた『おやじ』の[信仰告白]風コラム

『なんか親近感』

2008-12-18 19:19:19 | Weblog
 妻が画廊で働いていた(店長さん)頃に


 もともと好きだった絵画との接点が増えた時期があった。


 見たことはあるけど作者など知るよしもなく


 デートで美術館に行くようなこともあった。


 カッコウつけてるのじゃなくて、その昔、田舎は行くところがなかった。


 いや、行くところはたくさんあった。どこ行っても観光地みたいなものだったから。


 車に乗って、あてもなく走り回っていた。


 ぼくの計画性の無さを隠すには、都合のイイ状況だったのかもしれない。


 バブルな頃に新婚旅行でパリに立ち寄り、イタリアにも行き、そうそう、なんてったって洗礼を受けるずっと前にバチカンに行ってた。


 サン・ピエトロ寺院にも


 システィーナ礼拝堂にも


 ノートル=ダム寺院にも入った。


 ミケランジェロ迫力があった。


 それはさておき


 その頃に

 
 有名どころ(モネ、ミロ、モディリアーニ、ロートレック、レオナルドダヴィンチ、マリーローランサン、ゴーギャン、ダリ、ピカソ、マティス、ドラクロア、あ~書ききれない)に出会い


 東山魁夷さんや


 ビュッフェや


 デペルトや


 平山郁夫さん


 横山大観さん


 トーマスマックナイト


 上村松園さん


 そして


 藤田嗣治さん


 などを知った。





 銀座の駅を降りたら


 レオナール・フジタというポスターが目に飛び込んできた。


 その大きなポスターの中に見たことのある漢字が四文字


 藤田嗣治


 ずっと「ふじたつぐじ」さんだと思っていたら(たしか妻はそう言ってた)


 ほんとは「ふじたつぐはる」さんだった。


 今日の日経新聞を見ていたら


 最終面に


 「礼拝堂に宿るフジタの魂」という記事が目に飛び込んできた。


 偶然なのか必然なのか


 日本藤田嗣治は、戦後に渡仏し、フランス国籍を取得後1959年にカトリックに改宗し(成人洗礼の意味だと思う)

 
 レオナルド・ダ・ヴィンチから


 レオナール・フジタとしたのだそうだ。


 彼は


 フランスのシャンパーニュ地方ランスの小さい村にある


 ノートル=ダム・ド・ラペ(平和の聖母という意味)という礼拝堂のデザイン、ステンドグラス、彫刻など全て計画し、3ヶ月で仕上げたのだそうだ。


 建設を全面的に支援していたのは


 地元のシャンパン会社だったという。


 彼の作品を好きかどうかは個人の好みとなるが


 なんだか急に


 親近感が湧いてしまった。


 カトリックつながりで。


 まあ、勝手にしろってコトなんですが


 おかげで


 新婚旅行のことや結婚する前のことまで思い出すに至った。


 神さまの粋な計らいです。





 神に感謝。
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