地上を旅する教会

私たちのすることは大海のたった一滴の水にすぎないかもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです。

希望【米プロテスタント 最大教派・南部バプ連、 7年連続で信者数・礼拝出席者数が低下 】

2014-06-02 20:51:54 | 今日の御言葉



希望をもって喜び、苦難を耐え忍び、
たゆまず祈りなさい。


「ローマの信徒への手紙」/ 12章 12節
新約聖書 新共同訳



祈りは私たちに
清い心を与えてくれます。

清い心には、神様を見る力があります。

マザーテレサ
(マザーテレサ『100の言葉』より)






▲南部バプテスト連盟に加盟する
“ギガチャーチ”、
ジャクソンビル第一バプテスト教会
(フロリダ州、信徒数2万8千人)の
礼拝の様子(写真:Fbcjax)



★米プロテスタント
最大教派・南部バプ連、
7年連続で信者数・礼拝出席者数が低下


◆クリスチャントゥディ 2014年6月2日 11時25分



米プロテスタント最大教派の南部バプテスト連盟(SBC)の信徒数が7年連続で減少したと、ライフウェイ・クリスチャン・リソースの年次報告が伝えた。

SBCの総信徒数は昨年末の時点で1570万人で、2012年の1590万人に比べて20万人減少したことが、5月28日に発表された年次報告でわかった。

「我々の福音を伝える力が失われて来ていることは遺憾です」と、ライフウェイ・クリスチャン・リソースのトム・S・レイナー代表は述べた。「福音のリバイバルのために祈り、我々の教会において大宣教命令に対する情熱が再燃されるように祈り続けます。神様が、私も含め我々全員を大いなる慈悲の心でもって再生してくださいますように」

この報告によれば、昨年の日曜日の礼拝出席者数は平均580万人で、これは2012年の約600万人と比べると少ない。さらに、洗礼の件数が過去2年の間に平均4千件の割合で減少している。洗礼は個々人の福音に対するコミットメントを示すものであるため、この数字は重要だ。

一方、全米で新しく創設された教会の数という点では増加しており、2012年は教会数4万6034件であったのが、2013年には4万6125件になった。

SBC執行委員会のフランク・ペイジ委員長は、このような多少の増加はありがたいことと述べた上で、福音を伝えることに対する情熱が信者の間で欠如しているようだと指摘。ペイジ氏はアモス書6章1節(災いだ、シオンに安住し、サマリアの山で安逸をむさぼる者らは)を引用しながら、信者数の減少について語ったと、バプテスト・プレス紙は伝えた。

「アモス書のこの言葉は、神の民の気持ちが緩み、用心を怠り、神に属する事柄に対するコミットメントと情熱が低下していることへの明らかな警告でした」と、ペイジ氏。「今の我々の教会についても全く同じことが言えます。残念ながら、我々のキリストの福音を伝える能力が低下しているのです」

ペイジ氏はさらに、「我々の前にある大きなニーズと大きなチャンスに我々が気付くことができるよう、神様がお助けくださいますように。主よ、シオンに安住してしまっている我らをゆるしたまえ」と祈った。

教会プランティング・ディレクターを務めるジョシュア・ヘッジャー氏によれば、年間800から1000件の南部バプテスト派教会が閉鎖されているという。つまりこれが、信者数、出席率、洗礼件数の減少の原因ということだ。

このことに関してヘッジャー氏は以前、このような教会の死滅を防ぐための「教会の再活性化」運動を南部バプテスト派の教会プランターのグループとして行っていると、米クリスチャンポスト紙のインタビューで語っていた。これには通常、規模が小さくなってきている教会を新たな人材が引き継ぎ、その教会を再び蘇らせる戦略を実行していくというプロセスが含まれる。

「教会が閉鎖となる主な理由は、その地域の文化から断絶されているか、聖書から離れているか、のどちらかです。このどちらかが起こると、教会の生きる力がなくなるのです」と、ヘッジャー氏。

「リーダーシップと文化に関して簡単な変化を実行する教会もあります。完全に閉鎖してしまって、新しい教会にその施設、資産、信者を引き継がせるところもあります。他は単にこの両極を避けた中間に落ち着くのです」と言う。


南部バプテスト派連盟の全報告は、バプテスト・プレス紙のページで閲覧可。


(クリスチャントゥディ2014年6月2日11時25分
翻訳者 : 彦田理矢子)



▲フランクリン・グラハム氏の
メッセージに真剣に聞き入る参加者
=11日、北海きたえーる(札幌市)で

★北海道・希望のフェスティバル、
参加者2万人超で閉幕 
道内の伝道集会史上最多

◆クリスチャントゥディ 2014年5月12日 08時35分



北海道の約150教会と米国のビリー・グラハム伝道協会(BGEA)が協力して開催した「北海道・希望のフェスティバル」(5月9~11日、北海きたえーる)が11日、3日間で延べ約2万2000人を動員、1500人を超える決心者を出して閉幕した。同実行委によると、北海道内で行われた伝道集会としては史上最多の動員数となった。

今回のフェスティバルでは、広い北海道という地域を考慮し、道内各地を無料シャトルバスで結び、道内4地域にはサテライト会場を設置。さらに、道外に対してはネット中継も行った。最終日には道内からのアクセスに対してもネット中継を公開し、会場を訪れた参加者に、家族や友人、知人に知らせるよう最後まで働きかけた。

主講師のフランクリン・グラハム氏がメッセージを伝える本大会のほか、1日目には女性向けの「レディース・ランチョン」、2日目には子ども向けの「子どもフェスティバル」が行われた。レディース・ランチョンは、参加者約880人に対して、決心者は約360人と大きな収穫を得た。子どもフェスティバルは、当初は500~600人程度の参加を見込んでいたというが、当日は約920人が参加。楽しいゲームやダンスで大きな盛り上がりを見せた。しかし、メッセージでは子どもたちがしっかりと聞き入り、250人近い子どもたちがイエス・キリストを受け入れた。



▲午後3時半開場であった最終日には、入場を待つ人で会場外にも長い列ができた。

フランクリン・グラハム氏は、ザアカイの物語(ルカ19章)や放蕩息子のたとえ(同15章)を引用し、3日間にわたり、神と人間を隔てる罪の存在、そしてその人間の罪を背負って死に、よみがえったイエス・キリストを伝えた。「自分の罪を認めて、神様の方に向き返ってほしい」「今晩、イエス・キリストはあなたの罪をゆるしてくださいます」と、力強いメッセージを伝えた。

東日本大震災のチャリティーとしての位置もあり、開催期間中は東北支援を目的とした募金も行われた。また、先月韓国で発生した客船沈没事故を受け、韓国の教会と協力して、励ましのメッセージを折り紙に書いて届けるというプロジェクトも行われた。

3日間の参加者約2万2000人のうち、ネット中継での参加者は約5500人と4分の1を占め、重要な役割を果たした。道内4地域に設けられたサテライト会場では4地域3日間合計で約600人が参加した。

カウンセラーとして参加したある女性は、今回のフェスティバルに友人数人を招待。その内一人がイエス・キリストについて学ぶことを決めたという。「自分自身も変わりました。励まされました」とも証した。また、教会に毎週通っているというある男の子は、フェスティバル最終日にイエス・キリストに従うことを決心した。


▲メッセージを伝えるフランクリン・グラハム氏。最終日は放蕩息子のたとえ(ルカ15章)を引用してメッセージを伝えた。



▲北海道・希望のフェスティバルの実行委員ら。日本武道館(東京)で来年11月20~22日に開催される大会の実行委員らに横断幕を手渡した。


あるクリスチャンの青年は「今までの信仰生活をあらためて振り返って、自分の罪深さを感じることができました」と告白。マス・クワイアのメンバーとして参加したあるノンクリスチャンは、フェスティバルを通して信仰を持つことを決めた。「今は、この神様からのゆるしを受け入れるだけで、もっと喜びを持って、よいことがあると期待して、この人生を進むことができると確信しています」

フランクリン・グラハム氏による伝道集会は、日本では、沖縄(2006年)、大阪(2010年)、仙台(2012年)に続いて4回目。来年2015年11月20~22日には、次の集会が日本武道館で開催されることが決まっている。最終日の11日には、来年の開催に向け準備を進めている東京の実行委員らに、祈りと願いが込められたサイン入りの横断幕を手渡した。

最終日のアフター・コンサートには、6回のグラミー賞受賞経験があるブルックリン・タバナクル・シンガーズが登場。力強く、また魂に響くその歌声に、多くの参加者が立ち上がり、ステージ前まで出てともに手を振りながら最後のフィナーレを飾った。

3日間の日程すべてが無事終了し、多くの実りを結んだが、全体で見るとフェスティバル自体はまだ半ばを過ぎたところ。同実行委は、フェスティバルの力配分として、準備45%、大会10%、フォローアップ45%を掲げており、今後は協力教会とともに決心者のフォローアップに力を入れていくことになる。


http://www.christiantoday.co.jp/articles/13294/20140512/hokkaido-kibo-no-festival-3.htm

(クリスチャントゥディ 2014年5月12日08時35分 記者 : 内田周作)