GRECOおやじの部屋

ギターを弾くのは下手なれど、語るのは大好きな、アラフィフのGRECO好きのおやじの独り言です。

別れの季節ですね

2009-03-27 22:46:39 | 徒然に
春は出会いと別れの季節ですね。

私の職場は少人数で人事異動もありませんので、そんなことは全くありません。逆に言えば、いやな人ともずっと一緒です(?)。人事異動のある大きな職場が時々羨ましくもなります。

我が家の娘は二人とも部活のブラスバンドでトロンボーンを吹いています。
長女は現在高2、次女は中2です。
長女が、中学の2,3年生を、ぞして次女の1,2年生を指導してくれたブラスバンドの顧問の先生が同じ人で、この中学に4年間在籍しています。そろそろ、移動の噂が出てきたところでした。

今週の火曜日、次女はピアノのレッスンがあるため、部活を途中で抜けてきました。そこで、先輩から、顧問の先生が異動になったと聞かされました。帰ってきて、おろおろする娘。「えーっつ、もしも先生がいなくなったら、どうしよう」。妻が、夕刊をとっている知人に尋ねてみると、噂は本当でした。次女は泣き出しました。この先生がいらっしゃるまでは、この中学のブラスバンドはあまり上手ではなかったのですが、先生が赴任されてから、徐々に上達し、現在は、市内では上位の力があるようです。今年の夏のコンクールが楽しみなところでした。

「先生がいないのなら、部活をやめる」とまで、言い切る娘。食事の後、友人に確認すると明日の朝にミーティングがあるとのことでした。父としては、中3になるところですし、部活をやめて、勉強に専念するのもありかな、と思っていました。しかし、この日の晩は、家中暗かったです。

翌日、帰り道で、「お前はボーンのパートリーダーなんだから、責任もあるし、やはり、やめるのは良くないぞ」と言おうと思いながら帰ると、娘がいました。
「どうだった?」と聞くと、先生はこう言ってくれたそうです。「先生は別の学校へ行ってしまうけど、みんなが迷惑じゃなければ、土日にレッスンに来てもいいか?」「みんなはどんどんうまくなってるから、今年の夏のコンクールは全国大会も夢じゃないぞ、もしも、普門館(吹奏楽の甲子園みたいなもんです)へいったら、先生は休みをとって応援に行くぞ」

立ったまま、聞いていた私は思わず目頭が熱くなりました。娘達は幸せものです。こんな立派な先生に巡り合えて。思えば、コンクールが近づくと娘は土日連荘で練習に行くのはざらですが、先生も休みなしなんですよね。本当に頭が下がります。

今年の夏は頑張って欲しいです。受験勉強はその後かな?間に合うかしら...?