夜中3時の準々決勝からずっと観てました。
上村愛子ちゃんは本当に素晴らしかった。
ラストの選手が滑り終わった時は、「やった!メダルだ!」と思ったけど、
結果は4位。
でも素人の私が見ても、決勝の滑走は見事で、スピードも6人中一番だったんじゃないでしょうか。
果敢に攻める姿勢と、それを成功させる実力、めっちゃカッコいいですよ。
メダル云々を言うのが恥ずかしくなる。
オリンピック5大会連続で最後の戦いまで残り、それも全部入賞というこの快挙は
計り知れないほど鍛え上げられた肉体と精神がなせる技だと思います。
インタビューでの清々しい笑顔も良かった。
恨み言なんて全く無い潔さ。
本当に本当に素晴らしい。
実況中継の解説も良かったですね。
ラストの優勝候補であるハナ・カーニーが登場し、ここでハナが失敗すれば
上村選手のメダル決定という場面で、ハナの人柄やモーグルに対する情熱を語り、
それには、出来る限りフラットな気持ちで観戦してもらおうという、
この競技を愛するものの気持ちが感じられました。
そして、スタジオのアナウンサーがまた良かった。
かなりうろ覚えですけど、
「(上村選手は)私たちの勝手なメダルへの思いの、もっと先をいってるのでは」とか、
インタビューゾーンに現れるのを待つ間
「最後の戦いを終えた上村選手にとって、この時間はとても大事な時間だと思います。
ゆっくり待ってます」って。
静かな口調で話すその言葉には、称賛と感動と感謝の気持ちが凄く感じられました。
ああ、この生中継がNHKで良かった、
タレントが大袈裟に騒ぎまくるようなとこじゃなくて、って本気で思いましたわ。
あんまり感動したもんで、つい熱く語ってしまった(照)