(Image source: movist.com)
『ネオンの中へ陽が沈む』(1995年) には、Brian がチョイ出てるというので借りてきた。劇中で使われる CM モデルとして特別出演なのだけど、チョイというか、意識しなければ絶対見過ごすよ~
エッ? と瞬きしている間に・・・
[あらすじ]
詩人志望だったイ・サンミン(チェ・シラ)は、勤めていた出版社が倒産し、広告会社のコピーライターとして就職する。サンミンは、職場で出会った女性部長のソ・ジフォンと CM 監督キム・ギュファン(ムン・ソングン)から目をかけられ、周囲の男性社員の冷たい視線を浴びながらも仕事に情熱を傾ける。CM監督キムとは仕事以上の信頼関係を築くが、彼には記者時代の暗いトラウマがあった。そして、サンミンの前に、出版社時代の恋人が現われる。
女性蔑視の韓国社会の実像、マスコミの虚飾、報道倫理といった問題にも触れながらも、女性のたくましい生き様を描く。
監督は、『イルマーレ』のイ・ヒョンスン監督。イ・ヒョンスン監督は、韓国初のフェミニスト映画といわれた『君の中のブルー』でデビュー。この『ネオンの中へ・・・』も、かなりの比重をフェミニズムに置いている 。
1995年の製作なので、本作品のテーマである女性の社会進出に対する視点も、今見るとかなり古い感じがするが、それは仕方ないかな。
登場人物の設定やキャラクターが身近な感じで派手なところがないため、全体的には映画というよりドラマ風な仕上がり。2時間ドラマを見るつもりならOK 。
この作品の主人公イ・サンミンという女性は、詩人くずれだけあって感性 が鋭い半面、か弱い感じがするのだけど、だんだんと、自分の感性に自信を持って突き進んで いくところが、共感できるし、ちょっといいなぁと思った。