Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

『とかげの可愛い嘘』(VCD)

2007-01-30 00:20:28 | K-Movie Notes

(Image source: nkino)
原題は『とかげ(도마뱀)』(2006年 監督:カン・ジウン)、どうして邦題になると「可愛い」とか甘ったるい不要な表現がつくのだろうか。英題は『Love Phobia』。恋愛恐怖症とでも訳すのか・・・「可愛い」とはずいぶんとかけ離れているように思えるのだけど・・・

そして、あー、また、ため息をつきながら見てしまったメロ作品。見なければいいのかもしれないけど、見ないという選択は許せない(笑)。カン・ヘジョンとチョ・スンウのこの2人だったら裏切られないような気がしたのだけど、問題は役者じゃなくて、やっぱりストーリーだった。

韓国メロ映画は一体どうしてしまったのだろうか・・・ネタ切れの感・・・
初恋、事故、病気(HIV)・・・ こういったエレメントを使うなと言えないけど、使い方が・・・といっても、どういう使い方が斬新で、面白いのかはわからないし、自分でも何を期待しているのやら・・・。

まだ山積みのDVDに埋もれていて見ていないメロがあるのだけど・・・メロを見るたびに、どんどん落ち込みそう・・・

チョガン(チョ・スンウ)は、黄色いレインコートを着たアリ(カン・ヘジョン)という女の子と出会い、同じクラスになる。アリは、自分には呪いがかかっているので、自分に触れると呪いがうつると言いまわるものだから、クラスメート達はアリを避けるが、チョガンだけは彼女のパートナーになる。それまで、とかげだけが唯一の友人であったアリにとってチョガンは大切な友人となる。ある雨の日、雨を避けるために、2人で肩を寄せ合うと、チョガンは翌日はしかにかかってしまう。はしかにかかっている間にアリは消えてしまう。10年後に高校生になった2人は再会するが、再会するとまもなくやはりアリは突然消えてしまう。そしてチョガンが社会人になったある日、またアリがふと現われるが、やはりどこかへ消えてしまう・・・アリが消えてしまうのには訳があった。

カン・ヘジョンの子供時代を演じる子役がとっても愛くるしい。この子の話はなんだか説得力があったりする。「トカゲを見て人間は驚いたり怖がったりするのは、大昔、地球はトカゲ(恐竜のたぐい)のものだったから、人間はトカゲを見るとまたトカゲにのっとられるのではないかと怖くなる」のだとか・・・爬虫類が苦手な私は、まさしく、この世をトカゲに乗っ取られるのではないかと日々怯えているたぐいの人間なのかもしれない(笑)

不思議ちゃん女優との異名をとるカン・ヘジョン。今回の役柄も不思議ちゃんのようでいて、そうでもない・・・ HIVに感染している自分に他人が近づかないようにするため、そんな不思議ちゃんキャラを装う役柄だと思うので、正確には不思議ちゃんではなかった。

それよりも、不思議ちゃんだったのはチョ・スンウの方・・・(爆)。アリの不思議ちゃん発言を怪訝に思いながらも、実は真に受けたりするし・・・。「この線を超えたらダメよ」と言われたら、絶対その線を越えられず、去っていくアリを追いかけることのできないおバカさ、いえ、純粋さ・・・チョガンの方が明らかに、不思議ちゃんだ

不思議ちゃんカップルの今後には目が離せない。作品がどうのこうのと言ってみても、この2人は許せてしまうのだから、私のレビューなんて、やっぱりたんに好みで書いているにすぎないと・・・

発見!チョン・ジニョンがカメオ出演してた・・・