人工DNA,人工RNAの誕生
塩酸と糖が結合したヌクレオシドがリン酸と結合するとヌクレオチドになる。ヌクレオチドがリン酸エステル結合でつながったものを核酸という。1957年、イギリスの生化学者、アレクサンダー・トッドは、ヌクレオチド及びヌクレオシドの構造に関する研究とその生合成、並びに補酵素の研究によってノーベル化学賞を受賞した。
ヌクレオチドが結びついた核酸の代表としてRNAとDNAがある。RNAとDNAの違いは糖の違いだ。DNAの役割は情報の蓄積・保存。RNAの役割は情報の一時的な処理、と機能は異なるが、パソコンのハードディスクとメモリの違いと考えればわかりやすい。
1955年、セベロ・オチョアが発見したポリヌクレオチドホソホリラーゼは、RNAポリメラーゼの一種で、ヌクレオチドを重合させてRNAを合成する酵素である。この酵素は後のコドン(遺伝暗号)解明の基礎研究となった。1966年に完了した遺伝暗号の解読もノーベル賞を受賞している。
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参考 Wikipedia: セベロ・オチョア アーサー・コーンバーグ
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