黄色ブドウ球菌とは?
黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)とは、ヒトや動物の皮膚、消化管(腸)常在菌(腸内細菌)であるブドウ球菌の一つ。ヒトの膿瘍等の様々な表皮感染症や食中毒、また肺炎、髄膜炎、敗血症等致死的となるような感染症の起因菌でもある。ブドウ球菌は、顕微鏡で観察すると、ブドウの房のように複数の細菌が集団を形成している。
黄色ブドウ球菌は人体の皮膚表面、毛孔に存在する。特に鼻腔内に存在する常在菌であり、約30%~100%のヒトが保有していると言われる。ヒトの皮膚に常在するブドウ球菌の中では毒性が高く、他のブドウ球菌では健常者に対して病気を起こさないのに対し、黄色ブドウ球菌は健常者に対しても病気を起こしうる。ただし黄色ブドウ球菌も、健常者では通常の生育場所である皮膚表面や鼻腔などでの増殖自体が発病につながることは少なく、創傷部などから体内に侵入した場合に発病することが多い。感染力は強い部類に属するが、菌が少なければ通常その毒性は弱い。
2000年(平成12年)6月から7月に起きた雪印集団食中毒事件では、雪印乳業(雪印メグミルク)の乳製品(主に低脂肪乳)による集団食中毒事件が近畿地方を中心に発生した。本事件は、認定者数14,780人の、戦後最大の集団食中毒事件となった。
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参考 マイナビニュース: アトピー性皮膚炎は皮膚の細菌バランスの異常が原因
アトピー治療革命―取りもどせる!健康肌 | |
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アトピー性皮膚炎はなぜ治らなかったのか―標準治療を応用した完治マニュアル | |
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