田植え

今朝、８時より萩倉の田んぼでヨネシロの「田植え」がありました。
私は、昨日機械植えした上の田んぼの機械のやり残した所を手植えしました。

昨年、長靴をはいていって泥に靴を取られたので、今年は、はじめから裸足でやりました。

写真は、「ヨネシロ」の苗。

季節とは、別に

島木赤彦のお孫さんである久保田伸三氏による
「季節とは別に」選んで頂いた短歌１首

田を作り蚕を飼いて老いにけり

　　　尊くもあるかその老人（おいびと）は

大正１４年「柿蔭集」島木赤彦

　　　　

冬の歌

島木赤彦のお孫さんである久保田伸三氏に選んで頂いた冬の短歌１首



凍りたる湖（うみ）の向こうの森にして

　　　　入相（いりあい）の鐘をつく音聞ゆ

大正１４年「柿陰集」島木赤彦

秋の歌

島木赤彦のお孫さんである久保田伸三氏に選んで頂いた秋の短歌１首


戸を閉（さ）さで灯影のとどく草むらに

　　　　　蟋蟀（こほろぎ）鳴けりこの二夜三夜

大正１４年「柿蔭集」　

夏の歌

島木赤彦のお孫さんである久保田伸三氏に選んで頂いた夏の短歌１首

山下の古井を汲みてそそぎおり

　　　　　　　萎れむとする夕顔の根に

大正１２年「太虚集」　島木赤彦

春の歌

島木赤彦のお孫さんである久保田伸三氏に選んで頂いた春の短歌１首


桑原の色いちじるくなりにけり

　　　　　　この降る雨に芽ぶかんとして

大正１２年　「太虚集」　島木赤彦

柿蔭山房物語

「赤彦の短歌ラベル」が、菱友醸造から発売されました。

清酒「ヨネシロ」７２０ＭＬ・・１４００円

短歌は、春・夏・秋・冬・通年の５種類あります。

諏訪が生んだ歌人「島木赤彦」は、明治９年に生まれ、大正１５年に５０歳足らずでその生涯を閉じたが、「アララギ派」短歌の一大潮流の礎を築いた人と言える。

人となりは諏訪人気質である「勤勉で頑固でまじめ」を代表するような人といっても良い。詠んだ歌は、そのほとんどが決して派手ではなく質素で素朴である。

自然事物をよく観察し昇華して淡々とした口調である。
しかしその中に秘めた情熱を注ぎ込んでいる。

選歌はお孫さんである久保田伸三氏による。

下諏訪の下諏訪による下諏訪の酒を味わっていただきながら、下諏訪高木の柿蔭山房をすみかとし諏訪を愛した赤彦の短歌に親しんでもらえたら幸いである。　　　　　
諏訪湖博物館・赤彦記念館　館長

予告

７月１４日　土曜日　ＰＭ７時

富士見町　「飯屋」ままや　にて

渡邊酒造場　（宮崎県　田野市）
蔵元　渡邊幸一朗さんをお迎えして

「蔵元と語る会」を開催いたします。

会費・・・４５００円

富士見駅より、送迎いたします。
お申し込み下さい。