20日にアルカティリ前首相は事情聴取に応じたようだ。特にこれといった内容はなく、いまのところ形式的なものだ。
前首相は、15日間ディリ外へ出ることを禁じられた。自宅を出るときも、当局に報告しなければならない。かなり、屈辱的な通達だ。
事情聴取に付随するcnn.co.jpの記載は典型的なステレオタイプだ。
今回の事態は、あくまで東ティモール国内の「権力闘争」であり、その責任は「アルカティリ前首相」にあると。「東西対立」も既成事実として忘れずに記載している。
こうした記載が繰り返されて「歴史」になっていく。
メディアは、前首相を小さく弱々しく写るようにしている。
そして、傍らにいるオーストラリア兵士は、強く逞しい印象を与えるように。
http://www.topix.net/content/reuters/3151074587106192220028187844873514154150
http://www.cbsnews.com/stories/2006/07/20/ap/world/mainD8IVKGG81.shtml
前首相は、15日間ディリ外へ出ることを禁じられた。自宅を出るときも、当局に報告しなければならない。かなり、屈辱的な通達だ。
事情聴取に付随するcnn.co.jpの記載は典型的なステレオタイプだ。
今春から表面化した東ティモールの権力闘争は、前首相が冷遇改善、昇進差別を訴える軍兵士の要求に耳を傾けず、除隊処分に訴えたのが大きな理由。東西地域の住民の対立感情も噴き出て、首都ディリなどで略奪、銃撃戦や放火などが頻発していた。多数の死者も出ている。http://www.cnn.co.jp/world/CNN200607200032.html
今回の事態は、あくまで東ティモール国内の「権力闘争」であり、その責任は「アルカティリ前首相」にあると。「東西対立」も既成事実として忘れずに記載している。
こうした記載が繰り返されて「歴史」になっていく。
メディアは、前首相を小さく弱々しく写るようにしている。
そして、傍らにいるオーストラリア兵士は、強く逞しい印象を与えるように。
http://www.topix.net/content/reuters/3151074587106192220028187844873514154150
http://www.cbsnews.com/stories/2006/07/20/ap/world/mainD8IVKGG81.shtml
少し時間を作って「カテゴリー」を整理したいと思っています。来月はしばらく夏休みをとることになると思います。
次ぎの中のどれかだと思うのですが、他にも何か書いた記憶があります。違うようでしたらまたご連絡ください。内容の一部でも分ると探しやすいです。
資源戦争について
http://blog.goo.ne.jp/leonlobo/e/c6a65710482f8d0a824b09894590ac98
ベネズエラ、チャベス大統領の戦い
http://blog.goo.ne.jp/leonlobo/d/20060507
アメリカの庭先での荒波
http://blog.goo.ne.jp/leonlobo/d/20060513
コソボ紛争と石油の関係
http://blog.goo.ne.jp/leonlobo/d/20060515
参考になれば幸いです。
夏休みを取って、整理整頓したいと思います。
私もティモールには戻るつもりでいます。政治的なことはなにもできませんが、ただ単にティモールの人達と共に過ごし、そして自分という価値感をこわすことも一つの賜物だと考えています。
「アメリカはこれまで軍事力でラテンアメリカの政権を転覆し、IMF(世界通貨基金)や世界銀行などを通じて経済の構造改革を求めてきた。しかし、そうしたアメリカの対策が、独裁政権を生みだし、貧困と格差をもたらしたことに民衆が目覚め、当のアメリカに対して異議申し立てを始めたのである。」
「脱アメリカ宣言 ベネズエラ 7年目のチャベス革命」
http://www.nhk.or.jp/special/onair/060721.html
この番宣自体、よくここまで書いたなと感心してしまいます。
いま、ベネズエラや東ティモールで起こっていることは、決して個別の出来事ではなく、世界の構造的なものからきていると言えます。
チャベス大統領も、アルカティリ前首相も、その構造を見抜いて、戦ってきました。チャベス大統領が、強国の執拗な攻撃をはねのけ健在であるのは、ひとえに国民の強い支持があるからでしょう。
チャベス大統領は、いま世界で最も熱い人物であり、南米は最も熱い大陸でしょう。今後の展開がとても楽しみです。
もしよかったら、今度あったときにでも、その録画をお渡ししますよ。
中司さんにいつお会いできるかわかりませんが。
数年前に、アイルランドのテレビ局が非常にすぐれた番組を作っています。