ライア-(竪琴)大好き!~Tomoko Leier Salon へようこそ♪~

ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

音楽と出会う・・・♪ その3

2018年01月10日 | ライア-日記
ライアーを通して音楽と出会うということについて
いろいろ考察しておりました。

ライアーを通して出会うもの・・・
それは
それは
それは・・・

「響き」の世界です。

ライアーはスチール弦が張られています。
スチール弦は金属ですが
金属の弦が張られている楽器の特徴として
残響がある・・・ということがあります。

ライアーの類似としては
金属弦が張られた、アイリッシュもしくはスコティッシュのハープ
フィンランドの民族楽器のカンテレ
中世の古楽器のプサルテリー
あたりがぱっと思い浮かぶ楽器ですが・・・

ライアーの最大の特質としては
一音がとっても深い「響き」を持っているということです。

この深い「響き」と出会うことが
ライアーという楽器を演奏する最大の醍醐味であります。
(↑ もちろん個人差はありますから、あくまでも私個人の意見ですよ~)

ライアーの音色が紡ぎだす
「響き」の世界に耳を澄ましていると
だんだん、だんだんと・・・・
空中に舞い踊る塵が沈殿していくように
心の奥深くにある湖の湖面が静かになっていくのを感じます。

世の中は、インターネットの発達により
とっても移り変わりのスピードが速くなってきました。
そして、一人の人間が手にすることができる
情報量も、以前とは比べ物にならないくらいに多くなってきました。

忙しい
忙しい
忙しい

みなさん、そう言います。
心はどんどんざわついて
どんどん、迷子になっていきます。

どんどん世の中はデジタル化していきますが
人間は生身の体を持っている
アナログの極みにあります。

人間の体はアナログだから、
どんなに頑張っても、ロボットにはなれません。
デジタルの極みには行けません。

そんなことをリセットするお手伝いをしてくれること。
それは・・・
「耳を澄ます」こと「聴くこと」です。

ライアーの音色を一音丁寧にひいてみます。
そう、
丁寧に
丁寧に

そして、そのたった一つの音の響きに
じっと耳を澄まします。

すると・・・
ざわついていた、心の奥の湖の湖面が
少しずつ
少しずつ
おだやかになってきます。

そう、ふっと体がリラックスできる瞬間が訪れます。
その瞬間を大切に、大切に、大切に・・・

ライアーを通しで出会う音楽
その究極は
たった一つの音の響きの世界かな・・・
そんなふうに思っています。
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2 コメント

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詩的な美文に感動。 (ロマンハープ)
2018-01-15 14:21:26
美しいメルヘン調のブログが心の琴線に触れて深い感動を覚えました。ライアーの魅力は残響の深さにあって、弾いていると心の奥深くにある湖の湖面が静かになっていくのを感じますと、おっしゃっていますが、感性がなんて豊かな方なんだろうと思って敬服しました。素晴らしいです。
ライアーにはスチール弦が張ってあるのですね。私が弾いているクラシックギターとミニハープにはナイロン弦が張ってあります。ナイロン弦の魅力は音質の柔らかさにあると思います。ライアーとミニハープは大きさはあまり変わらないと思うので、これから竪琴を始めて心を癒したいと思っている方は音質の好みによって選べばよいのでしょうね。ギターもフォークギターにはスチール弦が張ってあります。ギターは左手で弦を押さえて弾くので、スチール弦を強く押したら、指の腹にかたい弦のあとがついて痛むことがあります。ナイロン弦には、そのようなことはありません。ギターのコードを押さえて、がんがん、かき鳴らす弾き語りにはフォークギター、しっとりとメロディー弾きを中心に弾きたい方はクラシックギターが適していると思います。ギターの楽譜は多く出ていますが、ハープやライアーの楽譜は、ほとんど出ていないので自分でアレンジして弾くしかありません。これからギターやハープやライアーを始めたいと思っている方は、その辺りの事情を考慮に入れて楽器選びをしてほしいと思っています、ライアーの楽譜を出すご準備をなさっておられるとのこと。とても楽しみにしております。たとえ私家版であったとしても、国立国会図書館に入れることはできると思います。図書館におたずねになってみられていかがでしょうか。アナログとデジタルについてのお考え、私もまったく同感です。私は典型的なアナログ人間ですから、機械にできないことをすることがとても好きです。例えば自分の頭で考えて物語を構成して、鉛筆でノートに書いたり、分からない漢字や言葉は電子辞書ではなくて紙の辞書で調べます。自分の手で楽器を弾いたり、メールではなくて手紙を書くことが好きです。今の時代、こういう人間は少ないだろうし、変わった人間に思われて好かれないことも多いですが、それにもめげずにアナログ人間に徹しています。ラジオご出演おめでとうございます。これを機に、ますますご活躍の場が広がることを心から願っています。お元気で。
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ご丁寧にありがとうございます。 (みのともこ)
2018-01-21 19:19:14
ロマンハープさま

またもや、ご丁寧なコメントをいただきまして
本当に本当にありがとうございます。

私のつたない文章をほめていただき、天にも昇るような心持であります!

弦の材質で、本当に音色が変わってきます。
以前に、実験的にライアーにナイロン弦を張ったものを見たいことありますが、その音色はライアーではなくて、アイリッシュハープのようでした。

ライアーもまだまだマイナーすぎる楽器なので、使いやすい楽譜が出てくるといいなと思っています。
が、愛好家の数も少ないので、その辺のところが難しいところでしょうか・・・

またぜひ、お時間あるときに、拙ブログへのご訪問お待ちいたしております!

ありがとうございました。
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