ライア-(竪琴)大好き!~Tomoko Leier Salon へようこそ♪~

ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

妖精について・・・

2012年04月05日 | ライア-日記
シェークスピアの「夏の夜の夢」での
妖精シーンでライアー演奏することになったので
この際だから妖精について調べてみようと思いました。
(「夏の夜の夢」のお知らせはこちらです。
http://blog.goo.ne.jp/leier-tomoko/e/be69d2f2bebe4b7609e2653c8150cfa8

日本で「妖精学」といえば
井村君江先生です。
今年80歳になられた井村先生は
多数の妖精やケルトに関する本を出版なさっています。

その井村先生のご著書によると・・・

妖精、フェアリーというと私たちは
かわいい、可憐なイメージがありますが
イギリス・アイルランド・スコットランドなどの妖精は
もともとは「妖怪」に近い感じだそうです。

上記の国々に伝わる妖精の物語は
かなり怖い物語や、ひねくれた物語も多く
姿かたちもかなりグロテスク・・・
まさに水木しげるさんの妖怪の世界です。

エリザベス朝時代くらいまでは(1500年代後半)
妖精は恐ろしくて危険だから
あからさまに妖精の話はしないほうがいい・・・とされていたそうです。

私たちの今のイメージの
お花のようにかわいくて、可憐で優しい妖精のイメージを作ったのは
シェークスピアの力が大きかったようです。

「夏の夜の夢」では妖精たちが人間に近しい性質を持ち
花々とたわむれたり、
蝶のようなかわいらしい姿かたちを持っています。

シェークスピア以降に
いろいろな画家や詩人たちが影響を受けて
今の私たちのイメージする
「妖精像」を作り上げていったとのこと。。。

妖精は「この世」でもない、そして「あの世」でもない
世界に住んでいる・・・とか・・・

アイルランドの田舎に行くと
今でも道路に
「妖精の通り道、妖精に注意!」
という交通標識があるらしいです。

不思議な世界・・・たくさんありますね。
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