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ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

小布施の北斎

2011年11月20日 | おでかけ日記
先月のことですが・・・

10月の気持ちのいい秋の日に
長野県の小布施に初めて行きました。

自宅から電車を乗り継ぎ大宮から新幹線で長野まで1時間。
それからさらにローカル線で30分。
電車の旅が大好きな私は、
遠くへ向かう電車に乗った瞬間に上機嫌になります♪

なぜ小布施へ向かったのか? 
それは葛飾北斎の絵に出会うためでした。

北斎は言わずと知れた超有名な江戸時代の画家ですが、
彼がどんな生涯を送ったのかまで知っている人は少ないでしょう。
私もその一人でした。

「北斎が晩年88歳で描いた、畳21畳分の天井画が小布施にある」
という話しを知り合いから聞きました。

「えっ?北斎ってそんなに長生きしてたの?」

北斎について調べてみると、
90歳で亡くなるまでずっと自分の絵を高めることだけに
邁進してきた、ものすごくエネルギッシュな人だったのです。

当時の平均寿命からすると普通の人の2倍、
いやそれ以上の長さを生きたことに・・・。
きっともう仙人のような風貌だったに違いありません。

83歳の時に小布施の商人に出会い、
それから北斎は4回小布施に滞在しました。
当時の旅は徒歩か馬か籠か・・・
80歳を超えた老人には
苛酷な旅であったことは想像に難くありません。

さて、お目当ての畳21畳の天井画は
北斎が88歳から89歳にかけて1年近く費やして描いた渾身の鳳凰図。
岩松院という曹洞宗のお寺の天井にありました、
人呼んで「八方睨み鳳凰図」。

畳21畳はものすごく広かったです! 
力強く羽を広げ、見るものを圧倒する凄みのある鳳凰。
美しくカラフルな色彩。
鋭い眼をぎらぎらさせて今にも力強く飛び立っていきそうです。

北斎の自分の絵にかける気迫・情熱が伝わってきます。

人間90歳まで自分のやりたい事へ向かって
エネルギーを燃やし続けることができるんだ・・・と
しみじみ人間の持っている可能性に感動してしまいました。

小布施もとっても静かな美しい街。
栗が名産なのであちこちで栗製品が・・・
おいしい「栗おこわ」をおひるごはんに食べて大満足でした♪

ぜひ、機会があったら
「怒濤の北斎」を体験しに
小布施へいらっしゃいませんか?
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
88歳 (かーみん)
2011-11-20 22:02:57
88歳で、サイズが畳21畳分とは・・・。
体力気力とかさまざまに超人ですね。
是非その絵に会いにいつか行きたいものです。
続けていきたいものですね。
好きなこと。年とっても
返信する
すごいですよね~♪ (みのともこ)
2011-11-21 12:59:56
かーみんさま♪

こんにちは。コメントありがとうございます。
もう年だから・・・って諦めるなんて
北斎さんに「喝~っ」入れられそうですね。

つくづく人間の可能性は無限なのですね・・・
目指せ!生涯現役です
返信する

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