ライア-(竪琴)大好き!~Tomoko Leier Salon へようこそ♪~

ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

受験生のマドンナ

2010年12月10日 | 日々思うこと・・・
東進ハイスクールという予備校のCMを見た事ありますか?
(この予備校は全国展開??)

かなりキャラが濃そうな
かなり個性的な予備校講師たちの授業風景が
ばーっと流れるCMです。

そのCMで
「基礎の基礎がコワいってことを
 今日は何度も言っておきますっ!」と
かなりインパクトがあるセリフを叫んでいる
古文の先生、荻野文子さん。
人呼んで「古文のマドンナ先生」らしいです。

このCMが流れているときに
受験生の息子が
「あ~、オレ『マドンナ古文』持ってるよ~」
どうやら息子はこの先生の受験用の参考書をもっているらしい。

私は「古文のマドンナって何者???」と思い
ネットで調べてみると・・・
この荻野先生はとっても興味深い方でありました。

テレビではかなり若く見えるけれども
マドンナというわりには年齢は53歳。
東進ハイスクールの看板講師になるまでに
ものすごい努力をなさっているのだ。

それは・・・

大学卒業後は先生ではなく出版社に勤務したのち
いろいろあって予備校のテストの添削をしていたが
経済的な事情により
添削係から講師になったのが講師のはじまりで・・・

そこからがすごいです!

マドンナ先生は過去20年の古典の過去問題を研究・分析し
授業で生徒の心をつかむために
落語や独り芝居に通い話術を研究し
アドリブの力を養うために
デパートの包丁売りのおじさんの巧みな話術を
ずっと観察し・・・
90分の授業のために、その時間の3倍をかけて準備をして・・・

その結果マドンナ先生の授業はわかりやすいという評判になり
今やテレビのCMの画面を飾っている。

当たり前のことではありますが
こつこつと人よりも努力した人というのは
それなりの結果がついてくるもんだな~と。

そして・・・
このマドンナ先生が書いたエッセイ
「へたな人生論よりも徒然草」を読んだのですが。

吉田兼好の徒然草を切り口に
マドンナ先生の人生観が
小気味よく展開されていて
なんだかすっかりこのマドンナ先生のファンになってしまいました。

ときどき見かけるCMに「ファンです~!」と叫んでおるのです♪

「へたな人生論よりも徒然草」河出書房 めちゃくちゃナイスです!
コメント
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