ライア-(竪琴)大好き!~Tomoko Leier Salon へようこそ♪~

ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

久保田一竹「辻が花」

2009年01月07日 | おでかけ日記
今日は久しぶりに銀座へ出向きました。
お目当ては松屋デパートで開催されている
「久保田一竹と川崎景太展」~「はな」に魅せられた二人~
を見るために・・・

久保田一竹さんはもう有名な方なので
ご存じの方もたくさんいらっしゃると思いますが。。。
桃山時代から江戸時代初期に花開いた「辻が花」という染めものを
40年間の試行錯誤の末に
現代に「辻が花」の途方もない技法をよみがえらせたというすごい方なのです。

「辻が花」のことはテレビで見たり、聞いたりはしていましたが
実物を見たのは今日が初めてでした。

圧巻・・・という言葉しか思いつきません。

繊細なたくさんの色をしぼり染めで染めあげた着物
そのひとつひとつの色から小さな粒がこぼれだして
空間全体を舞っているような、不思議な感覚におそわれました。

一枚の着物を作成するための
とほうもない時間・・・気力・・・根気・・・
その着物から解き放たれる色が空間に響きあう。

そして・・・その「辻が花」という技法を研究するために
とほうもない時間を、エネルギーを費やした久保田氏の気迫が伝わってくるようで。

ふと・・・
ひとり・ひとりの人間には「その気」になれば
とてつもないことを実現できるほどの「底ぢから」があるんだろうな・・・
と、思いました。

きっと、きっとほとんど例外なく
すべての「にんげん」そのものに備わった、
もろもろを凌駕する「チカラ」

その「チカラ」を発露させることができれば・・・
きっと、きっとひとり・ひとりが思いのままに
素晴らしい人生を送ることができるんだろうな。

ただし・・・「その気」にならなければ、その「チカラ」は発露できない。
どうやって「その気」になるか・・・?

う~ん・・・そこが一番難しいところだ・・・
などということを、ぼんやりと考えながら
久保田氏の素晴らしい「辻が花」に見とれておりました。

1月12日(祝・月)まで銀座の松屋デパートで展示してあります。
とにかく・・・すごいです・・・
ご興味がおありになる方は是非ともご覧になってくださいませ。
コメント (2)
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