ライア-(竪琴)大好き!~Tomoko Leier Salon へようこそ♪~

ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

オカロランの物語 (その3)

2008年08月19日 | オカロラン物語

♪ 恋物語の巻 ♪

オカロランの恋のはなし・・・

オカロランが18歳のときに天然痘にかかり失明したのち
3年のハープ修行を経て、各地のパトロンの家々をハープの演奏をしながら
旅して回るという、まったく新しい人生をスタートさせましたが。。。

彼が失明する前の出来事。

オカロランには大好きな女性がいました。
彼女の名前は Bridgit Cruise(ブリジット・クルーズ)

若い二人は互いに愛し合っていました、
ところが、クルーズ家は大地主の上流階級。
貧しい鍛冶屋の息子のオカロランとブリジットとは
身分が釣り合うはずもなく、
二人は無理やり引き離されてしまいました。

ほどなくオカロランは天然痘にかかり失明。

まだ目が見えていたころに大好きだった女性ブリジット・・・
きっと、彼にとって心の奥底にいつまでも
そっと閉まっておきたい、とってもスペシャルな思い出だったことでしょう。

オカロランは生涯を通して、
パトロンや、お世話になった人のために
たくさんの曲を作りました。

当然、もう二度と会えないブリジットのことを
歌った曲も残しています。
それも4曲も・・・
とっても美しく、繊細なメロディー。

オカロランとブリジットの後日談・・・

信仰深かったオカロランは52歳の時、とある湖にある巡礼地を訪れました。
目の見えない彼が湖を渡る船に乗ろうとしたときに、
一人の女性が手を貸してくれました。

その手を握った瞬間に、
「この手は、ブリジットの手だ!」と叫んだオカロラン・・・
そして、そのとおり、手を貸してくれた女性は
ブリジット・クルーズだったのです。

オカロランは長い時がたっても
目が見えていたころに大好きだった
ブリジットの手のぬくもりを忘れていませんでした。

とってもロマンチックな話しで・・・
(伝わっていることで、事実かは不明ですがっ
 まるでチャップリンの映画「街の灯」のラストシーンみたいです。。。)

ブリジット・クルーズの第4番目の曲がだいすきで、
拙作CD「ライアーのおくりもの」にも収録しました。

↓コチラからお聞きいただけます~♪
どうぞお楽しみくださいませ・・・
http://www.musical.jp/harp/snd/GiftsFromtheLeier.mp3

まだまだ、つづきます・・・
(おっ、このブログ初の長編になりそう・・・)
コメント (4)
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