ライア-(竪琴)大好き!~Tomoko Leier Salon へようこそ♪~

ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

たゆたふ響き その2

2008年07月05日 | ライア-日記
ライアーという楽器の命はその響きにあります。
音を出した弦から指を離しても、
解き放たれた響きは、光のようにゆっくりと空中をたゆたい
そしてどこかへ吸い込まれるように消えていく。

私が一人でいつもライアーを弾いているので
「一人でライアーを弾いて楽しいんですか?」という
ご質問を受けることがあります。

というのは、ライアーの王道界では
複数の人たちが何パートかに分かれて
アンサンブルでライアーを弾くというのが主流だからです。

「ソロでライアーは弾けない」
と思い込んでいる方までいらっしゃるのは、ちと残念な話。

アンサンブルのライアーもそれはそれは本当に素敵な世界です。

でも、楽譜を見るのを離れて、
アンサンブルで間違えないか、という不安を離れて
一人で、ゆっくりとライアーという素敵な楽器に向きあってみるのも
たまには新鮮でいいかもしれません。

自分のライアーの持っているいちばんいい音を出してあげるのです。
そのいちばんいい音を出して、
その音から生まれた響きの中に自分を置いてみるのです。

どの音でもいいから
ゆっくりと丁寧に音を鳴らして、
その音とともに生まれた響きの行くえを体で追うのです。
それはそれは贅沢な時間です。

こんなことをライアー歴が何年かある方と一緒にやってみると
「こういうライアーの楽しみ方は初めてです!」
と、言って喜んでくださる。

ライアーはたった一音に、とっても不思議な力のある楽器なので
その「一音・一音」を楽しむ、
自分の放った音にワクワクするという体験を
ライアー愛好者で
「ひとりでライアー弾いて楽しいの?」と思われている方々に
お伝えしたいな~と思ったりします。

そっか、ワークショップとか開けばいいのか!
ライアーの「一音入魂講座」とかね。

うん、いつかこういうワークショップで
いろいろな方とライアーの響きの世界が楽しめるといいな・・・
コメント (10)
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