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ライア-(竪琴)大好き!~Tomoko Leier Salon へようこそ♪~

ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

ロンドンデリ-のうた

2007年05月24日 | CD 「スイ-ト・ライア-」曲目解説
つい最近出来上がったばかりのライア-CDの2枚目の2曲目に入っているロンドンデリ-のうたのこと・・・

まだまだ小さかったころにヤマハのエレクト-ン教室に通っていた。そのときは先生が怖くて、なかなか音を楽しむ体験は残念ながらできなかったが・・・

習っていた曲の中で、大好きだった曲が「ロンドンデリ-のうた」だった。なんとなく物悲しくて、切ないメロディ-が子供心にも「いいな~」と思っていた。
そのころは、この曲がアイルランドの曲であることも知らなかったし、アイルランドがどこにあるかさえもちろん知らなかった。

その後ずいぶんと時がたってしまった。私は音楽とは無縁の生活をし、家庭に入り子供を育てて、ますます音楽なんて遠い世界のものとなっていった。

ところがひょんなことからライア-をはじめることになり、歌を習いはじめる。ライアーに夢中になり、そしてライア-にぴったりな曲を探すうちにアイルランドやスコットランドの音楽いわゆるケルト音楽に夢中になっていく。

ロンドンデリ-のうたと数十年ぶりに再会した・・・
この曲は私にとっては生まれて初めて聞いた、アイルランドの歌。

去年の夏に北アイルランドのベルファストという町で第3回のライア-の世界大会があり、思い切ってライア-を抱えて参加してきた。

ベルファストからロンドンデリ-の町は電車で1時間半の距離・・・これはもう行くしかないでしょう!
ライア-大会の講習を一日サボり、いざロンドンデリ-の町へ・・・中世の街並みが残るかわいらしい街。古い町並みをぶらぶらとさまよいながら、これまでの私、そしてこれからの私に思いを馳せる・・・ロンドンデリ-のうたを口ずさみながら。
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シ-ベルク・シ-モア

2007年05月19日 | CD 「スイ-ト・ライア-」曲目解説
昨日できたばかりの、文字通りできたてほやほやのCDの曲を順に解説したいと思います。

最初の曲はアイルランドの最後の吟遊詩人といわれるオカロラン(オキャロラン)の「シ-ベルク・シ-モア」(Si Bheag is Si Mhor) です。

オカロランは1670年にアイルランドで生まれました。貧しい鍛冶屋の息子でしたが、17歳のときに当時ヨ-ロッパで大流行をしていた天然痘にかかり、その後遺症で失明してしまいました。

オカロラン一家が使えていた地主の奥さんがとても良い人で、目が見えなくなったオカロランをハ-プ奏者のもとへ修行に出してくれました。

それまでは音楽とは全く無縁だったオカロランの3年間のハ-プ修行が始まりました。めでたく3年の修行を終えたオカロランは、地主の奥さんから馬とガイド(オカロランは目が見えないので)をつけてもらい、その後50年近く始まる旅回りのハ-プ奏者としての新しい人生をスタ-トさせました。

彼が最初に訪問して演奏した家のご主人はオカロランの音楽的才能を見出したのか、それとも、彼のハ-プの演奏があまりにも下手だったからなのか、オカロランに「自分の曲を作ってみたらどうか・・・」つまり、オリジナルを作ってはどうかと提案しました。

そうして出来上がったのがこの「シ-ベルク・シ-モア」
ゲ-ル語の意味は「大きい妖精・小さい妖精」その地方に伝わる伝説・大きい妖精と小さい妖精が戦争をしたという言い伝えを歌にしたのです。

彼はメロディ-を作り、作詞をして自ら演奏する「シンガ-ソングライタ-」になったのです。
その後彼が67歳で亡くなるまで、オカロランはアイルランド各地を旅しながら実に200曲以上のうつくしい曲を残しました。

私はオカロランが大好きです。彼の独特のユニ-クなキャラクタ-、私と彼との出会い、彼のお墓まで訪ねてしまったことなどを改めていつか書いてみたいです。
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CD「Sweet Leier 」完成!

2007年05月19日 | CD 「スイ-ト・ライア-」曲目解説
2年前の9月に最初のCD「ライア-のおくりもの」を自主制作しました。手順も分からないまま着手して、果たして買ってくださる方がいるものかとおっかなびっくりで作りましたが、予想外に良く売れました。

今年になってまたまた2枚目のCD製作に取り掛かり、業者から昨日CDが詰まったダンボ-ルがどさっと自宅に届きました!

これから新しいCDたちはどんなところへと旅立って行くのでしょうか?
考えただけでもわくわくします。

そんな「Sweet Leier」(スイ-ト・ライア-)の収録曲の紹介を次回からやってみたいと思います。
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