☆ alahas ☆

金魚とメダカ、オカメインコと暮らすまめ家の日々。

【 ライオンヘッド 】

2008-07-30 22:45:29 | 過去の魚たち


壽星と書いてライオンヘッド。
一見、ランチュウにも似ているけれど、
この品種は肉瘤が大きく発達するのが特徴らしい。

あの迫力ある体を見るとランチュウに魅力を感じたりするのだが、
個人的にはランチュウよりライオンヘッドが好きな私。

そんなライオンヘッドを飼い始めたのは今年の春で、
偶然見つけたライオンヘッドを2匹購入し、
”あたり”と”はずれ”と名付け飼育を開始。

白いボディーの”あたり”は、はずれに比べて体も大きく、
丈夫な印象が強かった。










しかし、ちょっと手抜きしたばかりに水質悪化が引き金となって、
☆になってしまった。


”あたり”の分まで、長生きしてもらいたいと、
願う一心で日々、情を注いできた”はずれ”。





”はずれ”は連れて来た当初から、
体が浮いてしまう仕草が多々多く、
心配が絶えなかった子だったけど、
好奇心旺盛で人懐っこく、”あたり”と正反対だった。

今思えば何とも言えない口を開けたこの写真が撮れたのも、
”はずれ”だからこそ撮れた一枚かもしれない。

そんなはずれが…
何故☆になってしまったのかはわからない。

何かが悪かったのだろうけど、
今でもそれがわからず、突然の事だった…。





実は背鰭の無い金魚を飼育するのは、
生まれて初めての事だっだだけに、
その想いは他の子たちとは別格でした。





当初は浮き気味だった”はずれ”も、
実はここ数日は浮く事もなく普通に水中を泳いでました。
餌の量を調整し、肉瘤が痩せないように、
赤虫も適度に与えていて毎日様子を見ていた私。

何かいつも違うと思ったので、
早めに隔離し、塩で体調整えて様子を見ていました。
こまめな水換えをする事を考慮して、
敢えて小さな容器で、水も2日に1回、1/2程度行い、
夏なのでエアレーションもやや強めにしていたのだけれど…
最後は私が見守る中で静かに眠ってしまいました。


正直言えば、悔しいの一言に尽きる。
どんなに手間暇かけて世話をしていても、
ダメな時はダメなんだと思わずにはいられない。

はずれが亡くなって流石の私も感情堪えるのが必死で、
はずれを埋葬しながら”もう金魚なんて飼わない”と…
自暴自棄になりました。

しかし…
この出来事を次に生かさなければ、
悔しさだけがいつまでも残るだけだし、
ここで金魚の飼育を止めたら、
今まで抱いて来た金魚への思いも、
泡になってしまう気がしてならない。

色々な金魚を目にする度に惹かれていく気持ちは未だ変わらないし、
惹かれていく度に私の手で育ててみたいと思う気持ちが湧いてくる。


”あたり”と”はずれ”が居たことで、
ライオンヘッドと出会いを飼育して良かったなって思う今。

こんな結果になってしまったけれど、この出来事を土台にして、
いつかまたライオンヘッドに出会えたら、
飼育をしたいと思う。

空の彼方に居る”あたり”と”はずれ”、
今頃、また2匹一緒に追いかけっこしているのだろうか…
ちょっぴりそんな事を考えていた今日の私でした。