MMT(現代貨幣理論、Modern Monetary Theory)という経済理論があります。近年、脚光を浴びて来ましたが、特にわが国では今般のコロナ経済対策で赤字国債がまた増えることへの懸念に対し、「問題ない」ということの論拠としてさらに注目されています。
このMMT、いままで私なりに一生懸命勉強して来ました。その結論をひとことで述べれば・・・
難しくて分かんね(笑)
経済学全般について深い基礎がないと、理解できなそうな感じです。MMTに関する「入門書」がなかなか出ないのも、そのあたりに原因がありそう。そもそも経済学上、通貨とは何か貨幣とは何か財政とは何か等々を正確に知らないと、支持するにも批判するにもスタートラインに立てません。
ネット等を見ると、「MMTによれば国債なんか何の問題もなく、それを知らない安倍も麻生も財務官僚もバカ」などという意見が蔓延ってますが、みんなMMTを理解して言ってるのかなぁ?理解できない俺が頭悪いのか・・・
しかし直観的、常識的には、「自国通貨建てならいくら国債を発行しても問題ない」というのは、どうもなぁ。間違っている気がしてなりません。そもそも、「自国通貨建てならいくら国債を発行しても問題ない」というこの結論は、本当にMMTの帰結なんでしょうか?マスコミや一部学者が誇張、歪曲しているという可能性はないですか?
国債発行は「いくらでも」問題ないのか?ということは1京円でも100京円でも問題ない?「それはいくら何でも多過ぎ」ということなら、「いくらまで」ならいいのか?その金額的な限界はあるのか?あるとしたらどういう理屈で算定されるのか?
謎だらけ。誰か専門的に詳しい人がいたら、教えて欲しいです。
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