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ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

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★★★ 北風吹き始める~水曜日・・・

2009年11月18日 | トリプルスターの日常


冷たそうな鉛色の雲が空を覆う朝でしたが、回復は早く、10時頃には青空を臨める日となりました。
空の青さが増すにつれ、北風も強く吹くようになって来ました。
犬舎の作業を昼に終え、午後から牡の5頭を連れて近くの公園へと出かけました。
公園近くの、広く深い葦原の河川敷では、日の出を待ちかねたように銃声がして、危なくて犬を放せません。
牡達の訓練は、人気の無い公園の一部を使って行う事としました。


      
◇訓練と言っても、主眼は身体づくり服従心協調性の向上が目的です。
牡が五頭もいれば、その性格や体力もみな異なって、一頭ごとの異なるメニューを考えなくてはなりませんが、普段の観察から個々を
見抜いていますので、あとは身体が勝手に動く中で、其々の犬に対応するだけです。
一頭当たりの訓練時間が15~20分としても、五倍の90分が費やされ、ポンコツ爺にはカコクな作業でしょうか?
先ず左腰が痛くなり、次に右の膝、それから左の肩と、、、4番目と5番目の犬は、ついつい手を抜きたくなってしまいます。
      
◇訓練対象犬は、常にひと固まりのグループとして行動させます。
訓練の様子を、つねに待機中の犬に見せながら行うと訓練効果は向上し、終盤になって三倍速での成果となって表れる事もあります。
グループ行動の利点は、お互いが積極的に競い合うようになる事と、トレーナーに対して集中力が増す事です。
また、強い仲間意識が短期間の中で芽生えて来る様で、協調性(団結心)の著しい向上も加えて見込めるようです。
      
◇気候が落ち着き、日中温度が15度前後で安定する頃になると、身体作りには最適な時期と言えます。
身体づくりの目的は、子犬・若い犬・成長した犬・老犬(普通に飼われている家庭犬・競技会やアジリティーなどを楽しむ機会の多い犬・
ドッグショー等に出陳される犬・各種使役目的の犬etc)と其々大きく異なります。
普通に飼われている家庭犬の場合、主眼(どういう年齢段階の対象犬なのか)を間違えない様な身体づくりを行う事が大切ですね。
年が明けて寒くならない内に、第一段階の身体づくりを済ませられれば、理想的といえます。
      
身体づくりに必要な要素は、先ず適度な運動と、適度な給餌です。
次に、メリハリのある(規則正しい)生活時間を実行する事と、休養日の設定でしょうか。
      
給餌100%ドライフードで行うか、自信のある飼主は、極少量の副食物を加えてみても効果が期待できるでしょう。
(素人による手作りの食べ物や、何種類もの食物をトッピングなどと称して加えたりする事をお薦めいたしません。身体づくりの前に、
健康維持と病気⇒主に栄養の偏りと不足⇔による、短命を防ぐ事を願います。)
私達の全ての犬達はドライフードだけを使って育てられていますが、今年の場合、固形の副食物を一切使わない事にしてみました。
日常的に使っているのは、普通に市販されている牛乳と牛乳から作ったヨーグルトのみです。
今月に入って特別な犬だけに与え始めたのは、新鮮な豚の骨や関節部位(軟骨を含む)などから作った、脂肪を除いた白いスープです。
今のところ、毎日・快食快便、全ての犬達がすこぶる元気です。
      
運動で大事なことは、「過ぎたるは及ばざるが如し」と言う事に尽きるでしょうか。ずぼらに見える様な飼主さんの育てている犬の方が、
全てにバランス良く、溌剌として表情も明るく、なにより元気です。
      
◇普通に飼う家庭犬の場合、運動に対しての考え方は、「食べたものの効率的な消化吸収の為」と言う事だけで、目標の90%を達成
していると思います。(何がしかのサプリメントを摂っている犬も、適度な運動が成分の吸収を高めてくれます。)
      
間違った方法で行った運動などによって、治すことの出来ない障害を背負う犬は少なくありません。
飼主から外に向けた行為(結果的に運動)、例えばボール投げやフライングディスクなど、投げたものを追わせる行為を繰り返し行う事。
(比較的早期に問題が発生します、但し普通の飼い主さんが目で見て判る場合は少なく、結果、手遅れになりやすいものです。)
二頭を競わせる様な行為(結果的に運動)、例えばドッグランや広場での駆けっこ、二頭引きの日常散歩等は典型的な例となります。
(症状が早くあらわれる場合と、数ヶ月経ってから現れる場合とがあります。)
ポンコツの実験によれば、上記二点の事だけを其々に行っただけでも、体質や体重、その日のコンディションによって、関節の緩み
(可動域の拡大・靱帯損傷)や関節の変形、疲労骨折等々の、目視だけではなくレントゲン写真によっても確認出来る障害が、比較的早
期に発生しました。(現在実験としては行っていませんが、飼育環境による関節の経年変化など、興味を持って見続けています。)
充分に筋力の高まっていない犬や、成長期にある犬の運動過多は、思ってもみない処で起こってしまうものです。
      
◇身体づくりのコツと言えば、完璧を100とした場合、75点以内で押さえておくことが肝心な事かなと思っています。(常に完璧を目指さ
ないこと、、、。)
それから、特殊な扱い方をされる犬達(競技犬やショーイングドッグ、ある種の使役犬)は、年に一二回、乾坤一擲、完璧に近く身体を仕
上げる事も必要かなとも思います。
       凄いぃ~
祝 入賞(5位)
今月8日(日))に行われた、「JKC秋季訓練競技会」(本部展)に初めて出場した(注1)バロン君(満一歳)。
見事に、初等科五位に入賞しましたよ。
一緒に出た、先輩犬(先住犬)のノビタ号は、中等科で活躍(D組で8席入賞=ポイント獲得)しました。
仙台市・H家のケリー号やサンディー号と共に、みんな頑張ってくれているね~。


 注1:バロンは、トフィーハリーの子供達の中の1頭です。
   Sアロハ、Hポノ、K姫子、Hソフィー、I家に行く事になったウラン等が兄弟姉妹です。


 


 皆さまも、本日もご愛読下さいましてありがとうございました。
これからも、気長にのんびりと読んでいただければ幸いと存じます~。
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