ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

ラブラドールブリーダーの気侭な「雑記帳」へようこそ。

★★★ 難しい黒い犬たち~土曜日・・・

2009年10月24日 | トリプルスターの日常


台風20号の影響でしょうか、お天気は愚図つき気味です。
なまじピーカンの秋晴れよりも、穏やかで静かな曇り空は、風邪っぴきには有り難い空模様と言えますでしょうか。
抗生物質が効いたのか、回転寿司屋のガリが効果あったのか、いずれにしてもお陰さまで熱は低くなっていました。
雨が降る前に風邪が治ってくれれば言う事無しです。今朝も熱いコーヒーに強力グロンサンをドボドボ注いで飲みました。

◇曇り空と言えば、犬たちの健康度を観察するに、ピーカンの青空の下で観るより余程適しています。
特に黒い犬やチョコレートの犬は、直射日光が無い日(曇った日)に観察するのが一番です。
      
◇ティモシーの歩き方がやや変です。
左脚をかばう様な、ぎこちない歩き方をしています。
足先から肘、肘から肩、肩甲骨の周囲、念入りに触診しましたが痛みなどに反応する処は見当たりません
      
◇現在のティモシーの体重は、42~43キログラムと余り変わりありません。
しかし、身体の動きが重そうに感じるのは、筋肉量が落ちて、大きな身体を動かすには力不足になっている表れかも知れません。
身体を、慣れた手で触れば一目瞭然なのですが、写真で見てもそれ(筋肉が落ちている)は良く判ります。
      
◇上から見ても、横から見ても、身体全体が地面に埋まり込む様な、べたっとした感じに見えます。
一番力強く見えなくてはならない、肩から背中にかけての弱々しさが気になるところです。
重い体を支えている関節ですが、特に肩やひじには負担がかかりがちです。
関節の僅かな不具合を庇っているのかもしれません、が、他の要因も(深刻なものも含め)幾つか考えられます。
ある種の薬を使って(二種類)、二週間様子を見て、状態が改善されなければ動物病院での検査を受ける事に決めました。
      
力蔵、なんだか変わった名前ですが、気のいい親父ラブです。未だ若いのに(8歳)白髪が出て来て困っています。
      
◇二頭は全く異なる性格をしていて、じゃれあう様な遊びはしません。それどころか磁石の同じ極が離れ合うように、付かず離れずの
極めて微妙な距離(関係)を保っていて、ラブ同士としては、面白いところです。
力蔵がしきりと口の周りを舐めまわしています。
ラブラドールが、こうやって食べた後でもないのに、舌を出して口の周りを舐めまわしているときは、何か、企んでいるときです。
ま、大概はとるに足らないことが多いのですが、何をやるかな~なんて予測して見ていると面白いものです。
      
◇しかし、なんて暗い(黒い)雰囲気なんでしょう。デカイ黒が二頭いるだけで、枯れかかった芝のランは、お通夜の様です。
黒い犬と言うものは、写真を撮るのに難しい処があります。
反面、下手に撮れても良く見える事があったりして、兎に角「黒」は難しい色です、、、、、。
      
◇話変わって、ブリーディングの面から考えますと、とかく暗くなりがちな黒い犬、良い表情を作るには「目の色」が大切な要素です。
目の色、つまり「虹彩」の色具合を言っています。
ブラックの犬の虹彩の色具合は、アーモンド色から、やや黄色がかった「明るめ」を良しとします。
写真から、ティモシーや力蔵の表情が暗く見えるのは、虹彩の色が暗いからです。
※面白いのは、チョコレートカラーのキャリアーであるティモシーの虹彩の色がやや暗いという事です。
DNA鑑定の難しかった頃、ベテランブリーダー達は、チョコレートのキャリアーを見分ける方法としての「ある言い回し」をしていました。
しかし、それは殆ど当たっていない事であることも薄々判っていた事なのかもしれません。
ティモシーの目の色は、そう言った憶測の判断からは全く異なる「暗め」の色をしています。
数年前にアメリカから日本に導入された、ブラックの優秀犬もチョコレートのキャリアーでありながら、やや暗い目の色をしています。
両犬(ティモシーと、その優秀犬)とも、イエローの(被毛を発現する)因子を持たないからなのかも知れません。
さかのぼる事、ブリーダーなら誰でもが知っている犬、サンディランズマークに関して、グエンさんが亡くなってからのエリカさんに聞
いた事があります。彼の眼の色はどんな色具合でしたか、、、?
ブラックの被毛の"SandyulandsMark"は、三色(ブラック・イエロー・チョコレート)の因子を持った犬でした。
二歳になるまでにショーチャンピオンのタイトルを手にした犬でしたが、ハンドリングに手を焼く非常に気難しい犬だったようです。
結果、彼のショーポーズを撮った写真は、ちゃんとしたもの(彼女が言うに)は、たったの一枚しかないと言われます。
その写真を見ても眼の色までは判りません。彼女も良くは覚えていない様なニュアンスですが、ショーリング上でのマークの存在感は
抜群だったという事からも、彼の目の色が間違っても「狐の目の様な品の無い明るすぎる色」では無かった事が伺えます。
ポンコツがブラックを使ってブリーディングを行うとき、「淘汰方式」として守っているのは、絶対に明るすぎる虹彩の色をした犬を使わ
ないと言う事です。例えどんなに良い気質を持っていたとしても、どんなに優れた魅力的なプロポーションを持っていたとしても。
ポンコツの(ブリーディングの)考え方として、明るすぎる色の目よりはまだ、「暗め」な色の目の方が、遥かに発展性があるように思え
るからなのです。「真っ黒」な目の色は、あり得ない事ですものね~。
そんなわけで、ブラックのブリーディングはやや難しく、とても手を焼きます。
      
◇今日の「大収穫」。
「落花生最中」なるものを、お土産として戴きました。
濃い目の緑茶にも、グロンサン入りのコーヒーにも、どちらにも良く合います。
あっと言う間に、**個も食べちゃいました~。
素朴な味で、毎日でもいけそうです!最中好きは是非、喰ったら宜しい!!
      
☆製造者:株式会社オランダ屋・千葉市美浜区新港222-3・FD/0120-87-104


 


 皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。
これからも、気長にのんびりと読んでいただければ幸いと存じます~。
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