倉野立人のブログです。

日々の活動を みなさんにお伝えしています。

〈ボタンのかけ違え〉

2012-10-10 | インポート
10/7 Mon. [ クラちゃんの起床時刻 5:45 AM ]
さきの市民新聞に 「 市内の7支所の土木担当職員を〝集約〟する 」 旨の記事が報じられました。
このことについては、議会として預かり知らないことから、担当部課長を呼んで、どういうことなのか事情を聴取しました。
この件の〝中身〟については、将来に向けた市の方針であったり、市職員の資質向上の狙いがあるなど、それなりの理由があることは承知するところです(〝承知〟はしますが、地域分権を進めておきながら、支所でニーズの最も高い土木担当を〝抜き去る〟ことは納得するところではありません)
今回の件で問題なのは、〝中身〟に入る以前の問題・・・市の取り組みで、さまざまな思考(試行)がある中で、その結果によっては市民生活に大きな影響が出るかもしれない にも関わらず、もっと言えば、そういう肝心な課題に限って、その途中経過が議会(=市民)に伝えられることなくハナシが進み、あげく、のっぴきならなくなってからようやく 「 ご報告申し上げます 」 となることが間々あることです。
今回の件はさらにイケナイ、情報元が新聞報道で、私たち議会だけでなく、多くの市民が 「 聞いてないヨ!」 と、市に対し心証を害するに至っていることです。
「 情報公開 」 ということばがあります
これには〝決まったことをつまびらかにする〟という意味あいがあろうと思いますが、言いかえれば、これは 「 事後報告 」 に他なりません。
こと行政施策を進めるうえでの 真の情報公開 とは、事後報告ではなく、経過の中で適時適切に状況を知らせ、情報を共有し、より建設的な成果を導き出すことをめざし(行政においては)市側と議会が共に努力を重ねるための 手段 なのであり、行政においても、その 正しい認識 をもって課題に対峙してもらいたい、と、部課長に強く申し入れました。
この件については、担当部課長も理解を示し、以後は連携していきましょう、と収まったところですが、よりによって、その後行われた会派レクで、他の重要案件について、違う部局から、またぞろ預かり知らない案件が報告されてきたのです。
あたかも、ワザと〝ボタンのかけ違え〟を 演出 しているのではないか、と思えるほどの状況・・・本来、ときに信頼関係のうえに立って課題に取り組もうと、前向きに捉える議会側に、砂をかけるような展開には「残念」と言わざるを得ないところです。
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コメント
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