倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

腹立ちの空しさ

2019-03-28 | 日記

3/27 Wed. 

 

去る日、些細なことで腹を立ててしまいました。

今 思えば、さしたる根拠もなく、ただただ自分よがりに気分を悪くしただけでの立腹です。

その結果は、気まずさと空[むな]しさしかない、無為な時間しか残りませんでした。

 

そんな無為な時間を経て、もう、自分の気のままに腹を立てるのは止めようと思ったものです。

 

もとより 「ヒト」 は 「感情の動物」 と言われ、自らの感受性の中で 喜怒哀楽を感じ、ときにそれが自分のイメージにそぐわないときには 「腹立ち」 という 「負のエネルギー」 が発揚され、ときに自分以外の者と衝突することがあります。

 

昨今は 「煽[あお]り運転」 や 「逆ギレ」 など、一方的に腹を立てて、あげく他者に被害を及ぼすような行為に至ってしまう事案が散見されており、こんな世知辛い社会情勢を憂う声も挙がっています。

 

概して腹が立つときは、いわゆる自己チューな考えに立っているもので、そこで ほんのちょっと、他者を慮[おもんばか]る感性を働かせれば、前述の 「負のエネルギー」 が湧き起こることなく スルーすることができると思うところです。

 

生きてゆくうちには、さまざまな障害・障壁に否応なしに突き当たるもの、そんなとき、単純に自分の感情に任せて 無為に腹を立てることの無いよう努めてゆきたい、と 思いをいたしたひとときでした。

 

 

去る日、足を運んだ施設に、稼働を休止したエスカレーターが。

 

 

見れば、階段状を活用した 「雛壇[ひなだん]」 になっていました。

 

 

一階から二階を結ぶ、何十段もの階段が そっくり雛壇に設[しつら]えられており、施設を華やかに飾っていました。

 

 

♫ お内裏様とお雛様~ ♪ の歌声が聞こえてきそうな風情です。

 

 

早いもので3月も彼岸が過ぎましたが、つかの間の季節感を感じさせてくれた、イキな造作なのでした。