6日に行なわれた、議員を対象にした「政策説明会」の冒頭、市(危機管理防災課)から「市内篠ノ井小松原地籍で「地すべり」が発生した」と報告(速報)されました。
報告によると、7月6日(火)午前6時36分、長野市篠ノ井小松原地籍 国道19号「小松原トンネル」と「犬戻トンネル」を結ぶ遂道の上にある事業所の敷地内(山側)で地すべりが発生、事業所の施設の一部を圧迫損壊させたとのことでありました。
幸い人的な被害は無く、今のところ 土砂の崩落も大規模には至っていないとのことで、長野市においては消防局(隊員)が出動し 現場の被害状況の確認を行なうと同時に、万が一 被害(地すべり)が拡大するようであれば 隣接する国道19号の交通規制の可能性も念頭に置きながら、警察や長野国道工事事務所とも連携を図ってゆくとのことでありました。
なお 会議には、紙ベースで被災状況の画像が配布されました。
6日 午前7時40分撮影、事業所敷地 北側の山部から土砂が「すべって」きていることが現認されます。
土砂は 立木をなぎ倒し、敷地内の施設に到達しているのが判ります。
その時点での報告は 上記の内容であったものですが、その後 午後2時を過ぎてから「国交省長野国道事務所が、国道19号/長野市篠ノ井小松原と七二会の間を、地すべりの影響で全面通行止めとした」旨が 第2報として飛び込んできました。
朝の地すべり発生から後の状況に鑑み、長野国道事務所が 国道を走行する車両等に危険が及ぶことを憂慮し、全面通行止めの措置を決めたものと思われます。
この通行止め措置に伴い、長野市⇔松本・大糸方面を行き来する車両は、市内信更方面を迂回しなければならなくなりました。
長野国道事務所のHPには、車両ごとの迂回ルートの案内図が載せられています。
(迂回ルート/普通車)
【参考】国交省長野国道事務所HP
↓
https://www.ktr.mlit.go.jp/nagano/nagano00262.html
執務終了後、現場に向かってみると 国道19号ルート上のそこここに「通行止め」の予告が掲示されていました。
小松原トンネルを抜け「両郡橋」との交差点にはバリケードが設置され、この地点から通行止めの措置がされていました。
今後、通行車両の安全が確保されるまでの間は 車両の通行ができないことになります。
しかしながら、さきの 熱海市伊豆山地区の土砂崩れ災害などを鑑みれば、この措置は 万(ばん)やむを得ないところでありましょう。
国道などの幹線道路を寸断する土砂災害については、折しも この日の現場の先(松本方面)で、去る3月21日 同じ国道19号の信州新町地籍の「水篠(みすず)橋」の南側の道路(川側)約60m区間で 約60mに亘る大規模な路面沈下が発生した先例もあります。
先日も「土砂災害は余所事(よそごと)では無い」と述べたばかりですが、ここ長野市域においても 続けざまに〝土砂崩落絡み〟の災害が発生するする現実を突きつけられ、予断なくあるべきことを改めて強く自覚(自戒)させられたところであります。
報道などによれば、さきの東海エリアに続いて 今度は西日本の日本海エリアで「線状降水帯」が発生し、新たな被害の要因となっていることが伝えられています。
今や、いつ どこで起こっても不思議ではない、雨(雨水)が大地を動かす自然災害…私たちの身近なエリアにおいても、改めて注意喚起が求められています。