倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

地すべり続報/コロナ発生報告

2021-07-08 | 日記

◇長野市西部の地すべりに伴う通行止め措置が対岸にも影響

6日早朝に発生した、長野市篠ノ井小松原地籍の「地すべり」は、時間経過と共に(地すべり)エリアが拡大していることが報じられています。

 

 

 

朝の時点では 一部の箇所の崩落であったものが、いつの間にか200×200mの広範囲に亘って 山の斜面がズリ落ちていることが、ニュース映像(土尻川砂防事務所提供)によって伝えられていました。

 

 

 

 

この被害状況から見て、今回の地すべり災害は 短時間(期間)で収束できるものでは無いことが懸念されます。

崩落土砂の除去・現場(被災範囲)の土止め(どどめ)・法面(のりめん)の造成など 状況によっては大がかりな土木工事が要される可能性もありますが、いずれにしても 今度の調査結果の公表が待たれるところであります。

 

今回の地すべりは 犀川右岸(河川の南側)で発生したものですが、その後の調査で 対岸(左岸/北側)においても 一部の観測井戸の水位が上がっていることが判ったことから、管理者(長野市)は そのエリアにかかる「市道飯森新橋線/両郡橋西側⇔保玉橋間」を全面通行止めの措置に踏み切りました。

したがって、このエリアにおいては犀川の左岸・右岸ともに車両等の通行ができないことになります。

この措置により、長野市⇔松本・大糸方面の行き来(普通車)については、左岸/犀川北側については 安茂里~小田切経由を迂回路とし、右岸/河川の南側については 篠ノ井~信里経由を迂回路とすることが啓発されています。

 

(長野市民新聞より抜粋)

 

 

今回の「地すべり」も、どうやら土中の水分の影響が少なからずあるようです。

雨の影響で山腹に溜まった雨水について 排出量よりも滞留量が上回ったせいで、結果 斜面の土が過重となり、耐え切れなくなった土が山の下部へとズリ落ちたのではないかと思われます。

長野市の建設部によると、現在 所管の国(長野国道事務所)と県(土尻川砂防事務所)とで復旧に向けて協議を行なっているとのことで、早急に(復旧に向けた)方針を定め 然るべく(復旧)作業を開始するとのことです。

 

長野市の西部を預かる〝動脈〟でもある国道19号は、再びの交通支障の事態に至ってしまいました。

今回の不通は、通勤・通学・物流など さまざまな面に悪影響を与えることは必至でありますので、関係者には かかる悪影響を最小限に止めるべく不断の対応が求められるところでありましょう。

 

一方、今回は 市民の生活圏にまでは直接の影響(被害)は無く、そういう点では安堵したところでありますが、今回 地すべりのあった現場の山(茶臼山)の反対側(南側)には、まさに斜面沿いに「小松原区」の大集落が軒を並べているのです。

さらに言えば、今回の〝被災地〟である「茶臼山」また連担する「中尾山」は、その土質に「砂岩」が含まれており いわば脆(もろ)い性質をもっていることから、今後 同様の災害が山の南側(集落側)で発生する可能性も無いとは言えないと懸念される中、今回の地すべりを契機に 被災現場である山の北側だけでなく、南側(集落側)の警戒も怠りなく行なうべきことを再認識するところであります。

 

 

 

 

◇新型コロナウィルス禍…〝県外由来〟の感染による再拡大の懸念

7月7日(水)・8日(木)、長野市域内で新たに5件(市1126~1130例)の新型コロナウィルス陽性感染者の発生が報告されています。

 

 

 

 

その概要は下記のとおりです。

7月7日(水)

・市(1126例目)/40歳女性(軽症)

 時 系 列  7月4日/発熱・頭痛等⇒5日/検査⇒入院

 感染経路   不明

 濃厚接触者 同居者2名

 

・市(1127例目)/30歳男性(軽症)

 時 系 列  7月4日/発熱・咽頭痛等⇒6日/検査⇒入院調整中

 感染経路   市11125例目の接触者

 濃厚接触者 無し

 

・市(1128例目)/20歳男性(軽症)

 時 系 列  7月5日/咳⇒6日/検査⇒入院調整中

 感染経路   市1123例目の同居者

 濃厚接触者 同居者2名 同居以外の11名

 

7月8日(木)

・市(1129例目)/40歳男性(軽症)

 時 系 列  7月4日/発熱・倦怠感等⇒5日/検査⇒6日/入院調整中

 感染経路   市1125例目の接触者

 濃厚接触者 同居者2名

 

・市(1130例目)/20歳男性(軽症)

 時 系 列  7月3日/発熱・咽頭痛等⇒6日/検査⇒7日/入院調整中

 感染経路   市1125例目の接触者

 濃厚接触者 同居以外の2名

 

 

6月終盤から コロナ新規陽性感染者が出ない状態が続いていた長野市ですが、ここへきて 再び感染者が発生の報告が聞かれるようになってきました。

で、その「感染履歴(行動履歴)」について注目せざるを得ません。

ここのところの陽性感染者の多くに「県外との往来歴アリ」の方がおられ、そのうえで その人達の濃厚接触者または接触者が、新たな感染者として名を連ねる事態に至っているのです。

 

ご案内のとおり 現在、私たちの住む地方都市では感染者が抑制的に推移していることに比して、東京都を中心とする大都市圏では 逆に(感染者数は)増加傾向にあり、この〝ギャップ〟に特徴的なものを感じておりました。

そのうえでの ここのところの長野市の感染者に多くある「県外との往来歴アリ」の行動歴を合わせてみれば、長野市の〝コロナ禍の再燃〟には、少なからず〝県外絡み〟の要素が多分にあるのではないかと思わされるところです。

これから〝夏本番〟を迎えようとする中、市内外の移動の機会が増えるといくことは、それは即ち 市の外域からコロナウィルスが持ち込まれる機会も増えるのではないか、と。

 

これからの佳き季節が、そんな悪しき機会にさらされることの無いよう さらなる注意喚起に努めるべきと思うのは、私だけではないハズです。