5/4 Sat.
用事の行き帰りにバスを利用したのですが、その折りに「違い」を実感することに。
行きのバスの運転手は、言葉をほとんど発さず 車を運行させます。
おそらく発車時に義務づけられているであろう一言も「・・・ッス。」と非常に聴き取りにくいアナウンスに。
それどころか、停車時に利用者から何らか問い合わせされると「ンなもなぁ知らねえ」と吐き出す始末、これには私だけでなく他の乗客もカオを見合わせていました。
対して帰りです。
行きの運ちゃんより明らかにベテランの運転手さん「ご乗車ありがとうございます。」と明るくアナウンスされます。
発車の際も「クルマが動きます。ご注意ください。」と言葉を添え、降車時には「ありがとうございました。またご利用ください。」と、爽やかに乗客を送り出してくれていました。
この違いは何でしょう?って、言うまでもなく「言葉ひとつ」ですよね。
行きの運ちゃんの所作からは、何というか「思いやり」が感じ取られず、運転そのものも荒っぽく感じられるほどの粗暴さが伝わってきて、何だか残念な印象ばかりが付きまといました。
それに比して帰りの便の運転手さんは、接客・運転すべてに「気配り」がにじみ出ており、私も含めた乗客に安心感を与えてくれていました。
この両者は、運転手としては確かに義務を履行していました。
しかし、そんな中で生じた「差」は「言葉ひとつ」だったのです。
「言葉ひとつ」は、ときに周囲との関係を、魅力的にし、ときにブチ壊してくれたりもします。
この日の二人の運転手さんは、その象徴的な事例を示してくれました。
業務?は違えど、私としても大いに勉強になったひとときでした。