倉野立人のブログです。

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諸事

2021-07-03 | 日記

◇列島で 記録的大雨の情報が相次ぐ

梅雨に入った列島には 梅雨前線が停滞気味となっており、各地で記録的な大雨が降るなどして警戒が呼びかけられています。

今年もまた水害が発生することになるのか…気象の報道を目にする度に 心配が募るところです。

 

7月2日夜から3日朝にかけ、東海から関東地方の太平洋で記録的大雨の報が伝えられており、静岡県・神奈川県・千葉県を中心に20を超える自治体で「避難指示」が出されていることが伝えられています。

 

 

 

気象庁によると、3日午前6時半までの24時間雨量は 静岡県森町で334,5mmと観測史上最多を記録したほか、同県御殿場市や神奈川県平塚市・藤沢市・千葉県我孫子市などで 7月としての観測史上最多を更新したそうです。神奈川県箱根町では降り始めからの総雨量が660mmを超え 7月の平年1ヶ月分雨量を大きく上回っているとのこと。

 

 

 

なお前線の停滞は3日も続き、関東南部と甲信など 各地で大気の状態が非常に不安定となることから、大雨はもとより 落雷・竜巻・突風などにも注意が必要とのことです。

この梅雨前線は 4日にかけて日本海まで北上、前線上に低気圧も発生して東へ進むとみられることから、4日以降は日本海側でも大雨となる可能性があるとのことです。

 

短時間の集中豪雨、また逆に 長時間に亘って一定の場所で降り続く雨など、それは「ゲリラ豪雨」また「線状降水帯(雨)」として ここのところ各地で多くの水害の要因となっています。

ここ長野市においても、域内を流れる一級河川(千曲川)の流域全域に亘る大雨による河川氾濫が甚大な被害を及ぼしたことは記憶に新しいところですが、その傷も癒(い)えぬうちに 毎年に亘って大雨のニュースが報じられる毎(ごと)に、私たちは言いようの無い恐怖心に苛まれるところであります。

 

現に今、大雨に見舞われている地域の方々におかれては 避難や被災対策などに追われていることと拝察するところです…どうかどうか かけ代えのない生命財産が脅かされること無く雨雲が去ってくれることを願うばかりであります。

さらに これまでも述べていますが、昨今のコロナ禍においては、例えば避難所運営ひとつ取っても 従来どおりにはゆかない難しさを包含することとなることから、行政など関係者にとっても頭の痛いところでありましょう。

いずれにしても、万が一の際には 地域住民の生命財産を守るべく適切な対応が求められることから、今年もやって来た「雨のシーズン」に際し 置かれた状況に関わらず「備え」を万全にすべきことを再認識するところであります。

 

 

 

 

 

◇東京五輪代表に「ふるさと選手」が続々選出! …喜びの一方で

開催が間近に迫った、一年延長の「東京五輪2020」…さまざまな課題が「検討中」との中途半端状態を他所(よそ)に、日本代表選手の最終選考結果の発表や 外国選手団の入国のニュースが報じられています。

 

そんな中、(開催の是非は別として)うれしいニュースが。

私の母校でもある 長野県長野東高校出身の「萩谷 楓」選手(エディオン所属)が、東京五輪女子5,000mの日本代表に選出されたことが報じられ、同窓生として喜びを共有しました。

 

 

 

 

萩谷選手は、高校時代を長野東高校陸上部女子駅伝チームに在籍し、在学中の第30回全国女子高校駅伝大会では2区を力走、部史初の準優勝に大きく貢献しました。

 

 

 

今回の「吉報」に際し、当時同校監督として 幾度も生徒を都大路に導いた、玉城良二氏(現 日体大男子駅伝監督)は「普通の高校生だった選手が、目標を追い求めた末に夢の舞台に立ってくれることとなった。」と 恩師として喜びを共有され、長野県の陸上界にとっても大きな好影響を与えてくれることに更なる期待を寄せておられました。

 

さらに 他の種目では、女子バレーボールで 長野市立裾花中学校出身の石川真佑選手(東レ所属)・田代佳奈美選手(デンソー所属)が〝中田ジャパン〟の一員として選出されるなど「長野市つながり」の選手が次々と功名を上げることとなり、喜ばしい限りであります。

 

 

 

 

 

・・・・・。

そのうえで 私は、今回の東京五輪大会は「無観客」で開催すべきと思います。

観衆は 国内外に関わらず、自宅のTVで観戦していただく。

その代わり、メディア各社においては あらゆる技術を駆使して、臨場感あふれる競技映像の配信に努めること。

そのことは即ち、その場に居ずして全世界の観衆の感動を呼び起こす「映像技術革新」の端緒となり、それがひいては「コロナに打ち勝った証」となり得るのではないでしょうか。

今も政府は「五者会談の結果を待って…」などと 奥歯にモノが挟まったようなハッキリしない発言に終始しているようですが、こと ここに至った以上、一日も早く「無観客開催」を明言し、各メディアに対して それ(無観客)に見合った映像配信に向けた技術的な検討を促すべきと考えます。

 

そして、それ(無観客)の言明は、何より 選手に対する「モチベーションの切り替え」を促すことにもつながるのではないか、と。

競技場には観衆は居ないけれど、世界中の人が 画面を通じて自分たちの競技を見守ってくれている。

そんな〝姿なき声援〟に全力で応えてゆこう。そこにこそ「新たなモチベーション」が生まれるのではないか。

さらに言えば、無観客の競技場に響く選手の足音や快音・無観客だからこそ聞こえる選手の息遣い…そこには、無観客ならではの「臨場感」が醸し出されるのではないでしょうか。

 

このまま、ズルズルと結論を先延ばしし、あげく中途半端な有観客にして批判を浴びるより ここはスパッと「無観客」を英断し、剣士以外 誰も居ない道場で居合いに臨むような〝息を呑む臨場感〟を内外に伝えることに傾注すべきと思うのは、私だけではないと思います。