倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

不測の事態に備えて

2019-08-09 | 日記

8/8 Thu.

 

この日 8月8日は「立秋の日」暦の上では「秋」を迎えたことになりますが「暑さ」はそのままです。

空をと見れば、立派な?入道雲が居並んでおり、秋は暦の上のみかな、といった、この日も暑い一日です。

 

 

 

 

7日の夜、長野県境にそびえる「浅間山」が噴火したとのニュースが流れ、さきの御嶽山の水蒸気爆発を彷彿とすると同時に被害発生を心配しましたが、噴火発生の時刻(22時半頃)や噴火の規模(小規模)などから人的被害などは無く、安堵の思いを共有しました。

 

 

気象庁によると、今回の小規模噴火について、気象庁は8日午前現在で新たな噴火は発生しておらず、周辺地域の聞き取り調査では 群馬県嬬恋村・長野原町で降灰が確認されたものの、長野県内では確認されていないとのこと。新たなマグマ上昇を示す地殻変動も観測されておらず、噴煙は白色で火口縁上はおおむね700メートル以下で推移しているとのことです。

 

ただ、後の報道によると、これまで浅間山の噴火の際には、必ずと言っていいほど 噴火の前には広い範囲で地殻変動が見られたり火山ガスの噴出量が高まったりと「予兆」を示していたのに、今回の噴火の前には火山ガスの噴出量や地殻変動に変化は現れず、火山性地震も目立った増加は全く確認出来なかったとこのとです。

関係者によると、必ず予兆を示してくれた浅間山は「噴火の優等生」と呼ばれ、安心し切って観測されていたようですが、今後はそうはゆかない、と自戒を余儀なくされたとのことです。

今回のような予兆なき噴火を、地震学者は「暗闇の礫(つぶて)」となぞらえ、不意に発生する噴火の怖さを伝えています。

その悪しき実例が、2014年に発生した御嶽山の水蒸気爆発です。これは 秋のよく晴れた行楽シーズンの日中、山が何の予兆も無く暴れ、多くの被害者を出すこととなってしまいました。

これら「予告なき火山活動」に触れ、私たちは改めて、不測の事態があっても、それに対応できる体制(態勢)づくりを怠りなくすることの重要性を再認識させられたところです。

 

私とすれば、この日の話題を 折しも昨日書いたブログ記事=民生児童委員さんたちとの連携 につなげたいと思います。

噴火被害などは ごく一部の地域のことですが、このことを轍(てつ)とし、いつ どこで 何が起こるか判らない昨今の社会情勢に鑑み「イザというときのため」関係機関と連携して「備え」に心を砕くべきことを再認識するところです。

「不測の事態」は、火山の噴火とは限らず、また自然災害だけとも限りません。

今後も、さまざまな事案に対しどのような適切対応方法があるか、私自身も 関係機関との協議を含め、みなさんと共々に考えてまいりたいと思うところです。