倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

コロナ再燃?

2023-07-24 | 日記

市議選に向け あいさつ回りを重ねる中、やや気になる話しを耳にします。

何軒かのお宅で「コロナ感染症」の話しが出されたことです。

あるお宅では、孫の通う学校で(コロナ)集団感染が発生し また(孫らが)来れなくなってしまったとのこと、また あるお宅では、親族がバスの運転手をしており そこ(職場)でクラスターが起きてしまったことで運転手自体が足りなくなり、減便を余儀なくされたとのこと(これは さきに報道されたN社のことのようです)、また あるお宅では、直接的な感染は無いものの「長野県知事と副知事が揃って感染しちゃったわよね。」と話題にされました。

 

あれだけの猛威を振るい社会に甚大な影響を与えた「新型コロナウィルス禍」でしたが 今年2月頃に発生した「第8波」を経た後に感染者数が激減、そして5月には医療法上の「5類」に〝格下げ〟されるなどして 沈静化の様相となっています。

その後の社会では マスク着用が自由化されるなどし、人の移動やイベントなどの社会行動も コロナ禍に前に戻ることとなり、コロナウィルス感染症は もはや〝過去の流感〟との意識が広がりつつある(広がっている)ところです。

 

そんな中 足を運んだお宅で聞かれた〝コロナの話し〟には、私自身 何というか〝ひと昔前の話し〟を聞かされたようなミスマッチ感を彷彿としてしまうところでありましたが、実際にはそうでも無い…コロナ禍は 未だ脈々と社会に影響を与え続けていることを自覚(自戒)させられてしまいました。

それらを踏まえ、私たちは 改めて〝兜の緒(かぶとのお)〟を締め直さなければならないようで、それは〝夏休みの到来〟にあるようです。

報道によると、さきに行なわれた厚労省の専門家会議の中で「コロナ感染症は今後、夏の間に一定の感染拡大が生じる可能性がある」とされたとのこと。

 

 

 

専門家会合によると、現在のコロナ感染状況は「全国的に緩やかな増加傾向が続いている。特に沖縄県で感染の拡大がみられる」とのこと。

このことから「今後、夏の間に一定の感染拡大が生じる可能性がある」として、手洗い・換気・マスクの効果的な場面での着用などの基本的な対策が重要だとのことです。

会議の中で、新規患者数は全国的には4月上旬以降 緩やかな増加傾向で、5類移行後も7週連続で増加が続いているということ、地域別では46都道府県で前週より(新規感染者が)増えているとのことです。

新規入院者数や重症者数も増加傾向で、医療提供体制は全国的にひっ迫はみられていないものの 沖縄県では入院者数の増加や病院内でのクラスターの発生で医療への負荷が増大していると指摘されました。

検出される新型コロナウイルスの種類についても、特にインドなどで拡大し 免疫を逃れやすい可能性が指摘されている「XBB1.16」の割合が増加傾向だとのことです。

 そのうえで 今後の感染の見通しについては「過去の状況などを踏まえると 夏の間に一定の感染拡大が起きる可能性があり、医療提供体制への負荷が増大する場合も考えられる」としたうえで、時間の経過などで 感染やワクチンによる免疫が低下していること・変異ウイルスの増加・夏休みなどで接触の機会が増えること、などが感染の再燃つながることから 特に注意が必要だ としています。


また 別の席(日本医師会の記者会見)では、コロナが沖縄県で急拡大していることなどを踏まえ「現状は第9波と判断することが妥当だ」と指摘されていました。

 

 

 

会見の中で 日本医師会のK常任理事は、新型コロナウイルスの感染状況について「5類への変更後 一貫して全国で徐々に増えているのは変わらない。ほとんどの県で 5月より6月のほうが報告数が増えており、特に沖縄県の感染者の増加が非常に著しい」と述べたうえで「これまで 一時的に下がって、もう一度上がる状態がずっと持続している場合には〝新しい波〟と考えてきたことから、今の状況は「第9波」と判断するのが妥当ではないか」とのことでありました。

この いわば慎重論に対し、厚労大臣は「現時点で第9波とは考えていない」と〝火消し発言〟をしていましたが、専門家(医師)の予測には 決してフタをすべきではないと思われるところであります。

 

私自身、5類移行後には〝隠れ感染者〟が一定数は居るのではないかと思わされています。

と いうのも、ご案内のとおり 5類移行後のコロナ診療は自費となったことから、感染後のワクチン接種も自費(約5,000円)となっており そのための受診控えが増えているんじゃないか。

たとえコロナと分かった後も ワクチン接種などの専門治療を控えることで治癒が遅れ、そうこうしているうちに 第二第三の感染が起きているんじゃないか と。

また 感染の報告についても〝定点観測〟となったことから、どうしてもアバウト(概数)となってしまい その数も実際より低め公表となっているような気がします。

 

いずれにしても、減ったとはいえ「コロナはコロナ」あの難儀な症状は変わることなく身体に悪影響を及ぼすことから、私たちは(前掲のとおり)夏の本格到来に合わせて〝兜の緒〟を改めて締め直して 第9派が本格化しないよう努めることが求められていることは間違いありません。

 

あんな思い(社会状況)は もうこりごりです。

でも、私たちの経験値をすれば 第9波は防げる。

そんな自覚をもって、この夏を乗り切りたいものです。