※食事中の方には失礼いたします。今回の主なネタは「トイレ」です(画像もアリ)
この日(2日/日曜日)の午前中、私のスマホに 地域の少女(小学生)ソフトボールチームのコーチを務めるTさんからLINEが入りました。
見てみると、犀川河川敷グランドのトイレの不具合等を訴える「お叱りLINE」でした。
実は この情報(お叱り)は、今回が初めてじゃなく 2度目…イヤ3・4回目のことなのです。
LINEに気づくのが遅れたため とり急ぎ電話を入れると、電話に出たTさんは「おいクラちゃん、まただよ また💢」との声。
当座の用事を済ませて現場(犀川第2グランド)に急行しました。
この日は「長野市民ソフトボール大会」とのこと。Tさんがコーチを務める少女ソフトボールチームは、優勝候補の一角として出場しています。
グランドの傍(かたわ)らには 数基の仮設トイレが設置され、利用に供しています。
Tさんは そのうちのいくつかを案内してくれ、現場のトイレの劣悪ぶりを伝えてくれました。
例えばこの一基。ドアの内側から(ドアを)開閉する部品が欠落しており、一旦トイレに入ると 中からドアが開けにくくなっているのです。
見て判るように、トイレドア内側の開閉ストッパーが そっくり欠落しているのです。これ(開閉ストッパー)が無いと 内側からトイレドアを開けることができにくくなり、状況によっては庫内に閉じ込められてしまうことにもなってしまうそうです。
(現に、一人でトイレに行って閉じ込められてしまった人(小学生女児)もおり「誰か 出して~!」の騒ぎになったこともあったとか。したがってTさんのチームでは「トイレは一人で行くな」を徹底しているそうです)
んで…ここで Tさんと悪しけく現認されたのが〝その後の対応〟と思われる「措置」です。
トイレドア内側の欠落した開閉ストッパーの上には「ココをおす(押す)」の表示?があり、それも経日に伴い掠(かす)れている状態です。
と いうことは…。
どうやら、現状(開閉ストッパーが欠落した状態)では、ドアを開閉ロックしているポッチ(爪)を直接指で押し込むと庫外に出られるようなのですが、これはあくまで緊急避難的な措置です。
ところが この仮設トイレを保守点検する(した)者は、この開閉ドアストッパーが欠落していることを現認して(緊急の)表示をしたものの、その後 本格的な修理をせずに〝放置〟しているのです。
「故障を知りながら直していない」これは〝最悪のメンテナンス〟と言わざるを得ません。
さらに 別の仮設トイレは、構造が違うものの 似たような〝故障状態〟になっていました。
この仮設トイレは、レバーを回して開閉ロックするタイプのものですが、そのレバーが経年劣化で〝空転〟するようになってしまっており、ややもするとロックできにくいことになっているのです。
私も実際に中に入って操作してみましたが、確かにレバーがクルクル回り ロックしにくい状態になっていました。
Tさんは、これらの劣悪な状況を教えてくれたうえで 一言。
「なぁクラちゃん、この大会 知ってる?「長野市民ソフトボール大会」だぜ。で、大会の名誉会長は 誰いう荻原市長さま。」
「その市長さまが名誉会長を務める大会の会場トイレが この態(ざま)。これって どういうこと?」
「市長はレジュメで素晴らしい挨拶文を寄せているけど、オレらに言わせれば、仮設トイレの故障ひとつ直していないモン(者/市長(市職員))が、どの口で祝辞を話すんだと言いいたいよ。」と、怒りというか 半ば呆れておっしゃっていました。
で…Tさんと共通認識としたのが、これら仮設トイレを 幼気(いたいけ)な小学生、それも女児が使用する(せざるを得ない)ことの深刻さです。
(前掲のとおり)開閉ストッパーが壊れた状態で 閉じ込めに遭ったり、万々が一 ロックしたつもりがロックしてない状態で(使用中に)他者にドアを開けられでもしたら、これはPTSD(心的外傷後ストレス障害)になりかねない危うさを有していると言っても過言ではないと思います。
私は、トイレは〝人権問題〟でもあると考えています。
文明社会における「トイレ」は、あって当たり前の社会衛生インフラですが、それが果たして 全ての市民のニーズ(状況)に即しているかといえば 残念ながら 否(いな)であります。
そのうえで申せば、今回の 市有グランドにおける〝トイレ状況〟は、利用する人(とりわけ未成年女児)の人権をも軽視したものであり、こんなことを許している市の管理体制自体に疑問を呈するところです。
この件について 週明けに所管課(スポーツ課)に問えば「市有の体育施設については、巡視員が順番に巡回している」とのことでした。
で その巡回の内容をさらに問えば「主に清掃と洗浄水の補給」とのこと。
そこで、巡回の必須項目に「トイレドア(ロック)の動作確認」を加えることを強く申し渡すと同時に、件(くだん)の「ココをおす」の〝経日放置〟を厳しく指摘し、巡視員が故障を発見したら 直ちに本課(スポーツ課)に連絡し、その後は本課職員が速やかに対応するよう重ねて申し渡したところです。
そのうえで私は「今回の故障→不十分なメンテは〝氷山の一角〟じゃないの?」と問うたところです。
ここだけじゃなく、他にも数多(あまた)ある市有施設のトイレの管理(メンテ)状況はどうなっているのか…今回だけで複数箇所の不備が指摘されただけに、他も同様じゃないかと イヤでも杞憂(きゆう)されるところです。
このグランドについては、かかる〝トイレ問題〟に止(とど)まらず 水道の蛇口が壊れていたり、
ピッチに「イシクラゲ」が繁茂していたりと、まだシーズン半ばにも関わらず問題に枚挙の暇がありません。
長野市は「スポーツ宣言都市」を掲げ「第三次長野市スポーツ推進計画」を策定しています。
「第三次長野市スポーツ推進計画」長野市HP
↓
https://www.city.nagano.nagano.jp/documents/3340/751729.pdf
せめて それに見合った〝最低限のインフラ〟は整えよ、と 改めてモノ申すところです。