興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

脳のデフラグ

2015-12-10 | チラッと世相観察

喫茶店の窓際の席で、外を見ながらボンヤリ過ごすのが好きです。

ボンヤリ、何も考えず、さまざまな想念が脳裏を流れるままにする。
これを ‘流し想念’ と言う。 (言わないって)

忙しくて、喫茶店なんかでボンヤリするヒマなどないよ、という方もいらっしゃることでしょう。
ごもっともです。

わたしもしょっちゅう喫茶店に入っているわけではありません。

要するに、大切なのは、脳の ‘デフラグ’ ですね。

デフラグとはパソコン用語で、パソコンの記憶装置内を整理することを言います。

整理できていないと、記憶装置内の空き容量が減り、パソコンの働きがにぶくなります。

(パソコン自体にデフラグ機能が付いていて、指示をすると自動でデフラグをやってくれます)

人間もきっと同じなのでしょう。アセアセと日程に追われ、周りに気を遣い、その場の仕事を次々に処理しているだけでは、しだいに脳の活動もにぶってくるにちがいありません。

そこには創意工夫する力も、気の利いた企画を生み出す余裕も生まれず、ストレスが溜まるだけです。

別に喫茶店に入らなくてもいいのだと思います。散歩したり、瞑想、とまでいかなくとも電車やバスの中などで、ただボンヤリしたりするだけでいい。
つまり‘流し想念’ですね。

それがおそらく脳と心のデフラグになるように思います。

わたしは昔から仕事の中で余裕のあるほうではありませんでしたが、歳を重ね、しだいに上のようなことを実感として考えるようになってきました。

よく居酒屋のカウンターで一人飲むのも、デフラグのためです。 (ほんとうかい?)



     



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