興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

新旧ビール揃い踏み

2008-12-30 | 美酒・美味探訪

キリンの期間限定‘復刻’ビール 「明治のラガー」 と 「大正のラガー」 を飲んでみた。

二つとも予想通り、今の 「ラガー」 や 「一番搾り」 より苦みの効いた味であった。

先年、‘昔の味’を標榜した 「クラシックラガー」 が発売され、それも苦みが強調されていたが、今回の二つの苦みはそれを上まわっていたように思う。
昔のビールはみな苦かったのだ。

わたしの感覚で上の写真のビールを苦みの強い順に並べると、以下のようになる。
 明治のラガー > 大正のラガー > クラシックラガー > ラガー > 一番搾り

そして、どれが一番旨いかと問われれば、わたしは「明治のラガー」と答えたい。


ところで、昔わたしはビールをゴクッと飲むと、涙腺が刺激され目に涙がにじんだものである。
ところがここ何十年か、そいういうことがない。

ビールの苦みが弱くなったせいではないかと長く思っていたのだが、先年「クラシックラガー」を飲んだときも、今回「明治」を飲んでも「大正」を飲んでも、涙はにじんでこなかった。
どうしてなのだろう。 わからない。



*「ビールと涙」 に関して過去に書いた拙文があります。ご高覧いただけましたらまことに幸いです。

http://blog.goo.ne.jp/kyusan2/e/4c121890d3a401df59a361c9d6ef5cfc
http://blog.goo.ne.jp/kyusan2/s/%A5%AD%A5%EA%A5%F3%A5%AF%A5%E9%A5%B7%A5%C3%A5%AF