年末恒例の平成29年度・最優秀受賞記念演奏会が、12月26日(火)に高知県立美術館ホールにおいて開催されました。
この演奏会は、本年度、高知県唱歌コンクール、高知県器楽コンクールの各部門において最優秀賞を受賞した小・中・高校生の皆さんが、その見事な歌声や演奏を披露するものです。
あとむ幼稚園の園児たちによるかわいいオープニング演奏に続き、最初に登場したのは、器楽コンクールの合奏部門で最優秀に輝いた高知大学教育学部附属小学校吹奏楽部(3~6年生)の皆さんでした。
その後は、繊細な音色を響かせたリコーダーの独奏と重奏、小学生によるピアノ独奏、独唱・重唱と続きました。一人または二人でステージに上り、ピアノ伴奏で堂々と歌ったり演奏したりする小学生の姿はとても立派でした。
また、ピアノの連弾では、二人が息を合わせながら、楽しい演奏を繰り広げていました。
マリンバの独奏・重奏では、体をマリンバの端から端まで移動させながら目にもとまらぬ速さで演奏をする姿に驚かされました。
プログラム前半の最後は、NHK学校音楽コンクールの四国ブロック代表に選ばれ全国コンクールに出場した高知学芸中学校コーラス部による合唱「都の春」でした。重厚で見事な合唱でした。
前半終了後の招待演奏では、高知県音楽教育研究会の会長も務めておられる濱田陽治さんが、バリトンのすばらしい歌声を聴かせてくださいました。
後半は、吾北中学校音楽部による和太鼓の演奏でスタートし、ピアノ独奏、中・高校生の独唱と続きました。クラリネットやギターの重奏は、普段あまり耳にする機会が少ないので、たいへん興味深く聴くことができました。
高校生の部の重唱で最優秀を受賞した丸の内高校3年の武村春花さんと山中あかりさんは、オペラの一部分を表現力たっぷりに歌い、会場からは大きな拍手が湧きあがりました。
最後は、NHK学校音楽コンクール(高校の部)の四国ブロックコンクールにも出場した土佐女子高校コーラス部の皆さんの合唱で締めくくられました。
最優秀を受賞した皆さんの演奏は、いずれもたいへん聴きごたえがあり、年内最後の高知県教育文化祭の行事にふさわしい立派な演奏会でした。
新年の行事は、1月27日(土)の高知市小中学校連合音楽会と小砂丘賞表彰式で始まります。
皆様には、良き新年を迎えられますようお祈りいたします。