資産1000億を目指すブログ

2065年までに1000億目標。株式投資についてつらつらと。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でして。

計量器としての実力値

2024-08-14 11:43:13 | 投資日記
ツラツラと。

■計量器で測ったリターン
中期リターンでEPS成長+株主還元の値を実力値として表示させている。で、これがリスト管理してる252銘柄平均で6%。いわゆるPER変動フリーの状態での平均値が株式投資の長期リターン(計量器)なのでおおよそ合致している。PER的なものというのは言ってみれば潤滑油見たなものなのでこれが株式投資の源泉、本質。計量器として6.0%。まぁEPSについては多少保守的(過去10年下限2割水準)に出しているので実際は+1%程度あるかもしれない。凡そ6-7%程度ってところ。ある意味これが素の状態の株式のリターン。長期インデックスの利回り相当といってもいいかもしれない。PERフリー。ピュアなリターン。

■銘柄による実力差
で、本題は、銘柄によってこの実力値は濃淡がある。という事。実力値が高いと10%超となる。本当に高い奴は25%近くまで行く(例えばプレミアグループとか)。低いと0%近辺。また内訳も様々。EPS成長が主力なのか、還元が主力なのかとか。10年超、投資をするのであればこのあたりが非常に大事になる。そのままリターンに跳ね返ってくる。大事なのは成長余地あるか、途中で枯れないか。くらいか。この方面は。

■PER要因
で、もう一つの本題はPER的な奴。EPSの値付け倍率、PER。ここが良くぶれる。実力値が高い銘柄は往々にしてこのPERが高い。で、中期的には中和されえるレベルの高さにある。プレミアムというやつか。ゴロもいいのでプレミアグループの例でいうと、実力値で25%あるけど、推定リターンでは11%どまりになってる。理由はPERが高いから。この銘柄のPERは12倍程度で高くないんだけど、同業他社がPER一桁台、8倍近辺なのを考えると成長消えたらここまで落ちると想定するのが無難。という事で実力値25%に5年後に成長終了、PER業界水準まで落ちると想定して、PER低下の逆風くっつけて11%推定。なので、これでは買えませんという話。推定リターン17%は欲しいから。

■10年超でリターンを取るのに必要な材料、条件
10年超の投資をするとなると、実力値が非常に大事なる。最低でもEPS+還元で合計10%は欲しいところ。これにPER的な割安さを追加してって感じ。平均PERの半値で買えば、平均PERに戻るだけで2倍要因。10年複利なら利回り7%相当。実力値10%と合算して17%。結局、安く買うしかない。そのためには待つ。10年に一度の安値で10年物を仕込めれば、次の安値タイミングが来るまで十分持つ。渡りに船状態。平均PERの半値で買うとか、頭おかしいんじゃない?って思うよね。俺もそう思うよ。バフェットの投資時のPER見て目玉飛び出たもんね。そんな値段で買えるわけねぇだろ…馬鹿かって。でもそういう時期ってのがあるんだよね。なのでそれを待つしかない。で、そういう時って往々にして市況が死んでるから下手な投資してると死んだ市況に引きずられて金額的にも、心理的にも現金用意できなくなるから、最初から下手な投資はしないで現金持ちor債券投資でもして温存しておいた方が無難。

■年率10%リターン案件VS5年以内の-35%株価下落
投資するときに考えるべきは、最悪の市況が訪れ最高の投資チャンスが巡ってきた時、その時の株価リターンはいくらなのか。が大事。推定リターン年率10%程度では5年以内の‐35%下落でリターンマイナス。別にこの下落ってのは暴落じゃなくて数か月数年間かけて徐々に落ちるものも含む。現実的でしょ?故のどうでもいいつまらない投資はしないに越したことない。そんなことするより、落ちた時に万全を期して現金で買付できるようにしておいた方が合理的。

■導き地蔵
バフェットの手法でどうもしっくりこないとか、意味あるのか?とか思うものがちらほらある。が、とりあえず真似ておいた方が無難。大抵意味のあるものだから。言ってみれば過去の津波を知らせてくれる導き地蔵みたいなもの。良く分からんけど、先人の教えは従っておけばいい。同時に、それがどういう意味を持ってるのか、本当に意味があるのか、どういう原理でワークするのかを数理的に確認するのも大事。確認したうえでやっぱ意味なくね?ってなるなら外したり、修正したりすればいい。
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